金相場は、ロシアのシリア化学兵器を国際管理下に置く提案でリスク低下しやや下落!

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金価格は、ロシアの化学兵器を国際管理下に置く提案を米国が受け入れる様子を見せたことで下落。

日本の五輪招致決定によるアベノミクス進展を受けて為替相場は円安傾向。そのため、東京金は、NY金に比較すると下落幅が小さい。

ロシアの化学兵器廃棄提案への対応

シリアのムアレム外相は、10日にモスクワでロシアのナルイシキン下院議長と会談し、米国のシリア攻撃回避のために、シリアが保有する化学兵器(WSJ)を国際管理するとのロシア提案を受け入れたことを明らかにした。

※化学兵器の保有を認めています。

フランスのファビウス外相は、シリアに化学兵器の国際管理や解体を求める国連安全保障理事会決議案を提出し、応じない場合は武力行使を容認する条項を盛り込む

ケリー米国務長官が米国はシリアに化学兵器の放棄を求めるロシアの提案について検討。

コメルツ銀行のアナリスト「シリア危機の緩和を示す最新の兆候を受けて、金価格は圧迫されている」と指摘。「連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の会合後に債券購入を縮小する可能性も排除されておらず、それも金の重しになっている」と続けた。

今後、兵器管理の実効性や単なる時間稼ぎに終わらないかどうかが鍵。

米国側としても、予想以上に国際・国内の両世論が軍事介入に否定的だったこともあり、この案に応じる可能性が高いも攻撃の選択肢はまだ捨てていません。

東京金とNY金のチャート

1.東京金の日足チャート

9/4の4,532円をピークに一旦、落ち着きを取り戻しています。

東京金の価格:拡大

2.NY金の日足チャート

8/28の1434ドルをピークに下落気味。1400ドルを割り込んでいます。

NY金価格:拡大

2013年9月11日、エースCXオンラインの日足チャート

オバマ大統領の米国向け演説

オバマ米大統領は9月10日夜に米国民向けに演説

ロシアの提案を検討すると表明するも一方で、提案の実現性について懐疑的な見方を示す。シリアへの軍事力行使に備え、米国民に支持を求めた。

アサド政権の化学兵器を国際管理下に置くとするロシアの提案は米国による限定的な武力行使を押しとどめる可能性があり、米国とロシアの当局者が提案について協議を続け、自身もロシアのプーチン大統領と話し合うことを明らかにした。

オバマ大統領は、外交手段を追求する間、対シリア行動に関する採決を延期するよう議会に要請したと表明し、アサド大統領は約束を守る必要がある、と述べた。

8月21日にシリアで実行された化学兵器による攻撃について、シリア政府が関与したことを示す多くの証拠があると指摘。世界の大半が化学兵器の使用禁止を宣言しており、文明社会が何も対応しなければ、米国の敵対者をつけあがらせるだけだと話す。

全体として強気の姿勢は変わらず、弱気を見せると米国の威信低下とみられますから、振り上げた拳をどう降ろすか。平和的解決を模索する方向に動きつつあります。

ジム・ロジャーズも金相場の暴騰懸念

8月末には、ジム・ロジャーズ氏も米政府がシリア攻撃に意欲的で金相場が暴騰する可能性があるとコメントしていました。

米著名投資家ジム・ロジャーズはこのほど、対シリアの米政府の発言について、シリア攻撃に積極的な雰囲気を感じられるとの見方を示した。戦争が金や原油相場を大幅に押し上げると指摘。金価格の値ごろ感に加え、戦争が始まるなら金相場が暴騰する可能性が高いと予測した。一方、世界の株式市場が軟調な展開になるとの見方を示した。8月29日フィスコ

エジプトやシリア関係の記事

当サイトの過去記事です。

エジプトとシリア内戦の背景

NY金が1400ドルを回復も今後はシリア次第

G20でシリア軍事介入の反対相次ぐ

まだ、両国の情勢は落ち着いていませんので、リスクが高まると金および原油は再び上昇するでしょう。

軍事的な問題が落ち着けば下落します。金価格の下落が小幅なところを見るとまだ市場は両睨みを続けている状態です。

他サイトの金相場と原油相場に関する記事です。

シリア化学兵器使用に揺れる金価格(豊島逸夫氏)

金価格の1,400ドル突破時に懸念されたこと(小菅努氏)

シリア情勢と原油価格(ダイヤモンド)