冒険投資家ジム・ロジャーズはアジアと商品先物市場(農産物や貴金属)に以前より注目

経済危機やバブルの時期に、日米メディアが話を聞きたがる投資家の一人が彼です。金をはじめとする商品先物市場にとっては神様的な扱いを受けることもあるほど、その長期的な予測をする眼力に定評があります。

ジム・ロジャース(Jim Rogers、1942年10月19日- )は、アメリカ合衆国アラバマ出身。クォンタム・ファンドの共同設立者で現在はRogers Holdingsの会長。

現在はシンガポール在住、世界各国を自分自身で回ったことから冒険投資家の異名を持つ。

アーノルド・アンド・S・ブレイクロウダーで副社長のジョージ・ソロスと出会う。ダブル・イーグルというヘッジファンドを立ち上げ、業界規制の影響でクォンタムファンドを立ち上げ成功。

ヘッジファンドの第一人者として有名なジョージ・ソロス氏と共同でクォンタムファンドを運営していたことで有名です。

金相場・穀物などの商品先物市場に造詣が深く、1990年代に商品市況が低迷していたころから、これからは商品の時代が始まるとして、金投資や農産物投資を行っています。

米国の金融システムは崩壊し金価格は上昇する

今後10年以内に米国のシステムは崩壊するだろう。今のアメリカは下降線をたどる債務国。

2008年当時政府には支払能力がまだあった。あの頃にミスをした会社を倒産させておけばよかったがドルを刷ることで目先の対応をしてしまった。

FRBのバーナンキ議長は不良債権を買い続けること(量的緩和)で中央銀行終焉へと向かっている。次に景気後退したときには今より深刻な事態が起こるだろう。負債の額があまりにも大きすぎてアメリカには対処する力がない。

政府はお金がなくなっても支出を控えない。2千年前のローマ帝国では、銀や金が無くなっていくと、非鉄金属の割合を増やしていった。貨幣の質を落とすことと輪転機で紙幣を大量に印刷することは同じことだ。

●政府の一時閉鎖と債務上限問題について語る動画

ジム・ロジャーズ氏は、以前より好景気と不景気は循環する。バブル経済はいつか崩壊するときわめて常識的な言動を繰り返しています。バブルは行き過ぎてしまうもので、崩壊を狙っての売りのタイミングは難しく、ピタリと当てることは苦手と発言。

米国の政府総債務残高の推移

政府総債務残高の推移 - 世界経済のネタ帳

米国の財政収支の推移

財政収支の推移 - 世界経済のネタ帳

金投資の面において、調整は行われるがいずれ価格が上昇するとの根拠の一つがこの米ドルの価値下落にあります。

豊島氏とジム氏の対談において金価格は2020年頃に1オンスあたり2000ドルを目指す可能性ありと予測。

アメリカで望みがある分野は、農業とシェールガスの二つ

食品価格は上がっていく。なぜなら、世界中の食物の備蓄が少なくなっている。

需要と供給の法則で、物価(食品価格)が上がらないと農家は生産を行わない。

エジプトなど中東で起きていることの大きな原因はインフレ・失業・食品価格の値上がりなどの経済問題だ。

中国の成長をバイクで横断して確認

ジム・ロジャーズ氏の卓越した予測力が発揮されたポイント。

今後成長し伸びていく事を初めてバイクで中国を横断した1988年以後語り続けています。

中国では景気後退が起きるだろうが、それは、他の国でも起きるのと同じことだ。かつての日本と同じように、中国人観光客は、世界でも最も成長を見せる産業になるだろう

商品先物への投資は分かりやすい

商品先物取引の銘柄として取引できる一次産品は株式より分析しやすい。

例を上げると世界的大企業であるIBMを理解するのは、IBMの会長自身ですら無理。企業業績や株価に影響を与える要素が多すぎる。

かたや綿花は単純明快。綿花について知っておかなければならないことはただ一つ。綿花がたくさんあるかないということだけで単純化することができる。

従来の商品先物投資は、選んでいる銘柄や入れ替えに関して不満が大きいして、自ら開発した実用性の高い商品指数がロジャーズ国際商品指数™(RICI®)です。

ジム・ロジャーズの主張は、分散投資に反対

分散投資をすれば、破産はしないが大金も手にできない。

良い物を見つけたらそこに集中投資するのが金持ちになる道。もちろん集中と破たんの最短への道でもある。リッチになりたいなら、正しい投資先をほんの少し見つけて投資すること

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