1300ドルを超えてきた2015年1月の金相場は欧州の量的緩和で更なる上昇を目指せるのか

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2015年早々に起きたフランスのシャルリー・エブド襲撃テロ事件。金価格も2015年に入り上昇傾向で1300ドルを超える局面も。

欧州で根深い移民問題・表現の自由・他者へのリスペクトなどの問題を改めて浮き彫りにしました。2015年は宗教対立・地政学的対立と国家や民族に対する争いが強まる可能性を秘めています。

2015年1月の金価格チャート

●シャルリー・エブド(ハンフィントンポスト):イスラムに対する過去の風刺等。

NY金価格は一時、1300ドルを超える上昇を魅せる。現在の金価格を見る時はこちら

EVOCX:日足チャート

金価格は1300ドルを越えて上昇

NY金は綺麗に上昇トレンドを描き1300ドルを超える。東京金も上昇傾向。


現在の金融市場動向

そして、スイスフランショックが起きるなど金融市場が混乱している中で、ECBが量的緩和をスタート。

月額約600億ユーロの資産買入れを行うとのこと。米国が出口戦略で利上げを志向している中で、日本・欧州の金融緩和は金価格の下支え要因。

これからギリシャの大統領選挙やユーロ離脱の是非など欧州は政治経済的に混乱・分裂志向が強まっている。

ロンドン金属取引所(LME)の銅相場は安値が続く。世界最大の工業用金属消費国である中国の需要が鈍化しつつあるとの懸念が背景。

銅の価格は、足元で下落スピードを速めています。1月16日のLME現物価格は1トン当たり5,768米ドルとなり、2009年8月以来の安値にあります。最近の中国の製造業購買担当者景況感指数(PMI)が軟調に推移している中、1月13日に世界銀行が世界経済見通しを下方修正したことから、銅の需要が下振れる懸念が高まったことが背景と見られます。三井住友アセットマネジメント

銀価格が強気相場入りする可能性。世界経済の成長鈍化で安全資産としての銀の需要が拡大。銀価格の年初来上昇率は約30年ぶりの高さとなっている。

運用資産11億ドル(約1300億円)のUSAAプレシャス・メタルズ・アンド・ミネラルズ・ファンドのポートフォリオマネジャー、ダン・デンボー氏は電話インタビューで、「世界各国で景気刺激策が導入されているため市場関係者は銀と金に投資している」と指摘。「また、価格比率を見ると銀は金に対してかなり割安になっており、銀価格の上昇が示唆されている」と述べた。ブルームバーグ

下落を続ける原油価格の中、サウジのアブドラ国王が死去、サルマン皇太子が新国王に即位(1月23日)

新国王がヌアイミ石油鉱物資源相を留任させるかどうかが同国の石油政策の大きな鍵となる。1995年以来同国の石油政策を主導してきた同相は、キング・アブドラ科学技術大学の仕事にもっと時間を費やす意向を示している。同相は今年80歳になる。ブルームバーグ

一時的な乱高下が原油価格は出ても、国王の交代で大きな政策転換はないと見る。

 

世界の政治経済全体が、リスク方面に傾いており金や銀選好の意識が出てきている。米国の利上げ路線は現状のところ変化なしだがECBの緩和・インフレ目標は金価格の維持に役立つであろうと予想。イスラム国問題、シャルリーによる宗教対立問題、ロシアとリスク要因の方が強い。