FRBの利上げ時期が近づき専門家は弱気判断。英バークレイズ銀は2016年にかけてチャンスありと指摘

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いよいよ米FRBの利上げ時期が近づいてきました。利上げは、金の魅力低下、米ドル上昇金価格下落に繋がる要因です。

2015年のFOMCの予定は、1月、3月、4月、6月、7月、9月、10月、12月の8回。イエレン議長の発言から利上げ開始時期は4月以降が有力。なかでも議長の記者会見のある6月と9月が最有力。

FRBの利上げで金価格はどう動くか?

海外の大手金融機関や金投資の専門家は、弱気姿勢を維持したままの状態。利上げが落ち着くまでは上昇相場は見込みにくいとの予想が専門家の間でも大多数。原油も値下がり傾向にありますしね!インフレよりもデフレの心配が強いのが2015年の状況。

ブラジルのイタウ・ウニバンコ・ホールディングで金属価格予想を手掛けるアルトゥール・パソス氏の相場に対する見方。


パソス氏は「われわれは依然として、金利が今年上昇し、金価格には一層下押し圧力がかかると予想している」と述べた。同氏はブラジル中央銀行で勤務していた経歴を持つイラン・ゴールドファジャン氏率いるグループに所属するエコノミスト。ブルームバーグ・ランキングが集計したデータによると、過去2年間の金相場予想で市場関係者20人のうち最も的確な見通しを示した。ブルームバーグニュース

英バークレイズ銀行の見通しでは、米FRBの利上げにより、金価格は2015年下落。しかし、アジアの需要回復により、2016年にかけて金投資のチャンスが到来すると指摘。

バークレイズのアナリスト、スキ・クーパー氏とケビン・ノリッシュ氏は12日付リポートで「15年は金価格が新たな安値を試す展開になる」とし、1オンス=1130ドルを下回ると予測。「今年と来年の安値は長期的投資を始める投資家にとって魅力的となる可能性が高い」と述べた。両氏は「金は引き続きマクロ経済環境の影響を受ける」と指摘。ドル相場がユーロに対し約10年ぶりの高値に上昇し米国が9年ぶりの利上げに踏み切る可能性が高いため、金は難しい状況に直面しているとコメントした。6月の米利上げを予想しているという。

ブルームバーグニュース

金は基本的に利息を生まない。(正確にはリースレートという金利は存在。)そのため、利上げは金価格を押し下げる。一方、インフレ=物価上昇は、金価格を押し上げるため、名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利を見ていくことも大切。

●米国のインフレ率推移予想

米国のインフレ率予想

IMFによる予想:世界経済のネタ帳

2015年の金価格は1月に、原油急落やロシア経済不安、スイスショックなど金融不安が高まった時期に上昇。心理的下値抵抗線となる1,200 ドル付近で張り付いた展開が続きそう。金価格とプラチナ価格の逆転現象の値幅は意識されている。

金と白金価格の動き

2015年3月31日:NY金と白金価格の日足チャート(EVOCX)

  • NY金【期近】:1トロイオンス1185.3ドル
  • NY白金【期近】:1トロイオンス:1117.4ドル

●東京金日足の動き

東京金日足の動き

東京金先物:4554円/g

3月26日に湾岸諸国がイエメン暫定政府の要請に応え、シーア派系武装組織(フーシ)に対する空爆を開始するなど中東情勢の激化は金価格上昇要因。