ドイツ連銀は、NY・フランスの金を計画より早めに本国送還

<スポンサーリンク>

ドイツ連銀が金を本国に送還したニュース。トランプ大統領の誕生や英国のブレグジットを受けて、ドイツマルク復活の準備かとの話が市場関係者の間で出ていると安田佐和子氏が執筆しています。これは、以前から決まっていた方針で2013年にすでに方針が公表されています。欧州各国の中銀:ゴールドを自国に戻す方針

安田さんも記事の中で、以前よりあった話と書いています。しかし、タイミング的には、陰謀論・マルク復活論が出てきても不思議ではない時期ですね。

ドイツ連銀は366.3トンの金を本国に送還

<スポンサーリンク>




ドイツ連銀は、NY連銀・フランス中銀に預けている674トンの金を2020年までに本国に戻す方針。フランスの374トン、NYの300トンを送還する予定でした。

2017年2月9日に、ドイツ連銀が明らかにしたところによると366.3トンをドイツに戻しており、計画していた2020年より早めに実行しました。

ドイツ連銀は何を望む

ドイツ連銀の目的

もともと、第二次大戦中にソ連の侵攻に備えて分散保有されたのが、分散していた目的でした。

では、本国に戻した理由は何でしょうか?

ドイツ連銀が表明しているのは以下の理由

  • 金準備の機能に重点を置く。
  • 国内での信頼構築
  • 短期間で金を外貨と交換する能力
  • ドイツとフランスがユーロを利用しており、金取引拠点としてのフランスに依存する必要がない

NY連銀にある金は、ドイツから米国への質草との話、NY連銀にある膨大な金は実在しないという噂話もあります。

ゴールド

タングステンなどのニセモノの金にすり替わっている。デリバティブの金取引に使われている。金価格が上昇した時に売却されたなど、金を巡る怪しい話は数知れず。

そうなると、各国がNYに保管している金は、早めに戻した方がお得。最初は本物を渡しておき、最後に残った金はまがいモノなんてことになってしまうかもしれませんね。

独連銀は9日、同日までにNY連銀やフランス中銀に預けていた金のうち366.3トンを本国送還したと発表しました。2013年に年内に保有する金の半分をフランクフルトへ移すと表明した計画の一環で、これでフランクフルトで保管する金は1,402トン、総保有量3,381トンの41.5%に相当します。本国送還は、事前に計画していた2020年より前倒ししました。独連銀のカール・ルートヴィヒ・ティーレ理事は、9日の記者会見で「金融政策からマクロ経済に関しトランプ政権が与える影響を活発に議論してきたが、米国の中央銀行を信認する」と発言しました。また「トランプ米大統領の存在が本国送還の引き金となったわけではない」と強調、追加の本国送還はないと説明。しかし、陰謀論好きな市場関係者は「ドイツ・マルクを復活させるための下準備では」と推理しています。MY BIG APPEL 安田佐和子さんの記事より

2020年までに戻す方針だった金をこの時期にしたのは、気になります。今年の欧州選挙で、オランダ・フランス・イタリアとEU・ユーロ離脱派が勝利すれば、ユーロのドイツマルク化もしくはマルク復活というシナリオも出てくるでしょう。

金価格はトランプ政権後の金利高にもかかわらず、1200ドル台を維持しています。すなわち、世界の投資家は、様々なリスクを予想して金投資を行っています。

各国の中央銀行は、投資家同様に、リスクの高まりを感じているのではないでしょうか。