米FOMC・債務上限・オランダの下院選挙と3つの材料に注目:2017年3月13日週の金相場見通し

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米国は、3月に入ってから急激に利上げ機運が盛り上がり、3/10の雇用統計も良好な数字で終えました。3月のFOMCでの利上げは確実で、利上げペースが速まるのではないかとの世オスが出ています。

そのために、金相場は下落して、1200ドルを割り込む場面もありました。NY金・東京金ともに下落した週。

今週前半は、3月15日のオランダ選挙・米国債務上限問題があるために、金価格は下がりにくい状況。

●各金融市場の動き:日足チャート 2017年3月11日

各金融市場の動き

GMOクリック証券のFXネオ

米国の3月利上げ確実により、株式以外の貴金属・REITなどは下落。実際に利上げした後の金価格及ぶ不動産の動向には注目したい。

米国債務上限問題とオランダ選挙でリスク不安あり

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ブルームバーグ報道によるとオランダのルッテ首相率いる自由党が22議席、ウィルダース党首率いる自由党が22議席とのこと。2/28のエーンファンダッハの世論調査。

ウィルダース党首は、米国のトランプ大統領以上に過激な発言・主張を繰り返している人物。そのため、自由党の躍進や勝利は、金融市場にリスクを与えて金相場が買われやすくなります。

ただし、オランダは、一党で過半数の議席(150議席中76議席)を獲得するのは困難で、連立政権を組まなければいけません。そして、ウィルダース氏率いる自由党は、第一党の座を得ても連立政権を組める可能性は低い状況です。主要政党は、自由党との連立政権を拒否!

ということは、選挙が終わっても内閣を組織するには時間がかかるということ。2010年成立のルッテ政権は選挙から127日もかかった!

オランダ選挙と内閣の組織事情はKOTARO IN HOLLANDに詳しく載っています。

つまり、オランダは、選挙が終わってからも、まだまだ混乱が続きそう。その間に、フランス大統領選挙や英国ブレグジット交渉もあり、相互に影響を与え合うと思います。

金価格が1,200ドルを割り込んだ場面では、買い拾われる状況が続くのではないでしょうか。ドイツの公的資金は、金価格が1150ドルを割れると買われるという話もあります。

白金価格も1,000ドルを割り込む

NY白金も米国利上げの可能性が高まったことで1,000ドルを割り込む。

さらに、中国の安徽江淮汽車(JACモーター)の安進董事長は、国内自動車市場の販売が落ちるとの予想。小型車の減税が今年は縮小・来年は廃止。販売台数も2800万台と高いレベルにあるため、これ以上の増加は難しいとのこと。

白金の業界団体(WPIC)は、2017年の世界白金需給を3.7トンの供給不足と予想。しかし、不足幅は前年の8.4トンから縮小する見通し。

●NY金価格:EVOCX

NY金相場

急落したNY金価格。一目均衡表の雲に接するところであり、更なる下落があるか反発するか注目。

FOMC・オランダ選挙・米国債務上限の材料をどうこなしていくか。

●東京金価格:EVOCX

東京金価格

こちらは、まだ調整局面、雲の形からもそれ程、急激な下落にはつながりにくいか。一目の遅行線及び雲を割り込んだ場合の急落に注意。