英国はリスボン条約50条を発動そして4月6・7日の米中首脳会談に注目:2017年4月3日週の金相場見通し

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トランプ政権は、共和党保守強硬派との対立によりオバマケア代替法案の成立に失敗。今後の税制改革やインフラ整備に不安を抱かせており、安全資産の金価格上昇に一役買っています。フランス大統領選挙は、決戦投票でのマクロン氏優勢が伝えられており、安心感が出ています。

とはいえ、世論調査を覆してきた今までの流れ&超エリートのマクロン氏ゆえに世論調査が高く出やすいことなどから、フランスおよびEU情勢は安定したとは言い難く、金投資への追い風は変わらず。

各金融市場の動き:2017年4月2日 GMOクリック証券のCFD日足チャート

cfdのチャート

プラチナは下落も金価格は横這い。NYダウ・日経含めて株価は全般的に横這いの動き。

英国のEU離脱:リスボン条約50条

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英国は2017年3月29日にEU基本条約50条を発動して、EU離脱を通告。これから2年間の交渉が始まります。

さて、この交渉は、英国に有利不利それともEUに・・・と様々な予想が飛び交っています。英国は、ソフトではなくハード路線をすでに選択中。EU側は、これ以上の離脱が出ないように、英国に対して強硬な姿勢で臨む様子。

うーん、これは、暗にEUに止まってもメリットが少ないということに繋がりますね。実際、EU離脱による英国の経済的痛手は大きいという話でしたが、今のところは、痛烈なるダメージは受けていません。それどころか英国のメイ首相は自由貿易の旗手になる・EUを去っても欧州を去るわけではないと意気揚々。

トランプ氏と習氏の米中首脳会談が迫る:2017年4月6日

トランプ政権最大の課題となるであろう中国との見解。いよいよ4/6に米中首脳会談が迫ります。

3月31日には、巨額貿易赤字の原因究明の大統領令に署名。米通商代表部は、2017年版の貿易障壁報告書(USTR:英語)を公表。米財務省の為替報告書は、4月半ばに公表される予定。

米国の貿易赤字問題で、最も影響が大きいのは中国。両国間で、落としどころを見つけられるのかそれとも対立路線に向かうのか、注目度の高い政治イベント。

従ってトランプ政権内では、「為替操作国認定よりも人民元の適正水準をいかに評価するかへ論点が移りつつある」(ワシントン筋)のだとか。米中首脳会談直後に、4月15日に公表予定の為替報告書でも中国を槍玉に上げるとも考えづらいですよね。MYBIGAPPLE

課題は、南シナ海の治安・安全・権利問題、そして北朝鮮問題、さらに本命の貿易赤字問題と難問山積み

「これ以上の貿易赤字は認められず、非常に難しい会談になる」と投稿し、貿易赤字の問題をめぐって厳しい姿勢で交渉に臨む考えを示しました。NHK

さすがに中国の習近平氏の面子をつぶすような真似はしないと思いますが、共和党保守強硬派の突き上げ等もあり、心配のタネは尽きません。そのため、来週の金相場を予想する上で、米FRBの動向(=雇用統計がありますしね)と米中首脳会談は注目しましょう。

4月3日(月):日銀短観、中財新製造業PMI、米ISM製造業景気指数など
4月4日(火):豪貿易収支、ユーロ圏小売売上高、米貿易収支など
4月5日(水):ユーロ圏総合PMI改定値、英総合PMI、ADP全米雇用報告など、
4月6日(木):中財新総合PMI、米新規失業保険申請件数、米中首脳会談など
4月7日(金):景気動向指数、米雇用統計、ユーロ圏財務相会合など

フィスコ

●NY金価格の日足チャート EVOCX

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1250ドルを挟んだ動き。ここを超えるには、大きな材料が必要。

●東京金価格の日足チャート

東京金

一目・MACD的にも中立的状況。東京金価格は上下どちらにも動きやすい。