米国&ブラジルの政治混乱により1250ドルを回復:2017年5月22日週の金相場見通し

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米国の政治混乱が、金相場を押し上げることになった1週間。トランプ大統領がFBIのコミ―長官を解任して以降、ロシアとの癒着疑惑が大きく取り上げられて先行きに対する不安が台頭。米ドルが下落して、金投資への逃避が目立ちました。

フランス大統領がマクロン氏に決まって以降、リスクテイク志向だった市場に冷水を浴びせた格好。


NYダウの動きが気になる!

●各金融市場の動き:GMOクリック証券のCFD日足チャート 2017年5月21日

NY株に注目

NYダウはこのところ、レンジ相場入り。高値での乱高下か次回の上昇に向けての踊り場か?

ブラジルでは、テメル大統領が、汚職スキャンダルの隠ぺいに関与した疑いがあるとの報道により政治混乱が生じて株価が暴落しました。

グロボ紙は17日夜、テメル大統領が前下院議長のエドゥアルド・クーニャ被告への支払いを承認する様子をひそかに録音したテープを食肉加工会社JBSの幹部2人が最高裁判所に提出したと報道。同被告は昨年のルセフ前大統領の弾劾を主導したが、今年3月にマネーロンダリングと汚職の罪で起訴されている。このテープは司法取引のための証拠の一部として提出されたという。テメル大統領の疑惑

ブラジル産の鶏肉などが出荷停止になった問題は、日本も輸入していただけに身近な問題です。

金相場に影響を与えそうなニュース

WGCは、インドの金輸入が、1-3月期に急増した分、これから減少すると予想。7/1の物品サービス税導入が理由。

NY原油はOPECの協調減産延長の見通しで上昇。メリルリンチのレポートでは、協調減産が6~9か月延長される見通し。一方でシェールにシェアを奪われるリスクがあり、原油価格の大幅上昇はないだろうと予想。

イラン大統領選挙では、現職のロウハニ師が優勢で大きな混乱はないでしょう。米国は、5/17に対イラン制裁の解除を当面維持する方針を表明。

●NY金価格の日足チャート:EVOCX

政治混乱で上昇

NY金価格は、米国のロシアゲート疑惑で上昇、1250ドルを回復しました。これ以上の上昇には更なる材料投下が必要ではないかと思います。

米国の金利引き上げ・米ドルのゆくえ・経済指標に注目しましょう。先週は、米ドルが安くなりましたが利上げ確率動向次第で反発がありえる状況。米ドルが上がれば金は売られますからね。

●東京金価格の日足チャート

横這いの東京金

東京金は横ばい。NY金の上昇と米ドル/円の下落が相殺。4474円で引けました。

■来週の注目スケジュール
5月22日(月):貿易収支、コンビニ売上高、ユーロ圏財務相会合など
5月23日(火):百貨店売上高、ユーロ圏総合PMI速報値、米総合PMIなど
5月24日(水):米MBA住宅ローン申請指数、FOMC議事録、日銀総裁講演など
5月25日(木):米新規失業保険申請件数、OPEC総会など
5月26日(金):消費者物価コア指数、米耐久財受注、G7首脳会議など
5月27日(土):中工業利益など

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