ロシアゲート疑惑にトランプジュニアが登場&FRBの金融正常化に挟まれる金相場:2017年7月17日週の見通し

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NY金は、反発を見せた週。先週末の雇用統計が好調だったことから、7/10に1204.0ドルまで下落。その後は、イエレンFRB議長の議会証言で、政策金利を高くしない=ハト派発言が出たことなどから、高金利で不利になる金相場にも買いが入りました。

NY金価格は節目の1200ドルが引き続き、重要ポイント。

●各市場の日足チャート:GMOクリック証券のCFD 2017年7月14日

各市場の日足チャート

株価は全体的に高い。原油・ブラジル株価など全般的に上昇。

米国の情勢:ロシアゲート疑惑とFRBの金融政策

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トランプ大統領の長男が、大統領選挙でのロシアによる介入に絡んでいたのではないかという疑惑が拡大。ロシアゲート問題はまだ続きます。

ロシアゲート3つの疑惑

  • マイケル・フリン氏のロシア外交官との接触
  • ロシアによるヒラリー・クリントン氏に対するサイバー攻撃
  • トランプジュニアがロシア人弁護士のナタリア・ベセルニツカヤ氏との面会

ロブ・ゴールドストーン氏を介してナタリア氏と面会。NHKが公開したロブ・ゴールドストーンとトランプジュニアのメール内容。

ロシアの首席検察官がけさ、彼の父アラスと面会し、彼らの面会の中でヒラリーと彼女のロシアとの関わりに罪を着せ、あなたのお父さまにとても有益になるであろう公式の文書と情報をトランプ陣営に提供すると申し出ました。これは明らかに非常に高いレベルであり機密性のある情報ですが、ロシアとその政府がトランプ氏を応援する一環であり、アラスとエミンに手助けされています。

ヒラリー氏に罪を着せるとはただ事ではありません。実際に会ってみたところ、ベセルニツカヤ氏は、養子縁組問題ばかりを話して、ヒラリー氏の情報は無かったとの話。

面会をアレンジしたフィクサーのゴールドストーンという人物は、以前にトランプがモスクワでの「ミス・コンテスト」を開催した際に、そのアレンジを行っており、大統領自身との面識があるという報道が出ています。仮に大統領の「知らなかった」という発言が虚偽であれば大変なことになります。

事態を重く見た連邦議会上院司法委員会は、ドン・ジュニアを公聴会に招致することを決定、早ければ来週にも「公開形式での証人喚問」が行われる見通しとなりました。「ロシアゲート」は一気に深刻な局面を迎えています。ニューズウィーク:トランプ長男とロシア疑惑

民主党&リベラル派メディアがトランプ政権に反撃を行うターンです。その分、一時的に金は買われる局面になっています。ロシアゲート疑惑が落ち着けば、米国の利上げ問題へと市場の関心は戻ると思います。

FRBの金融政策

FRBイエレン議長の議会証言:2017年7月12日

イエレン議長は、中長期的な金利上昇の上限が低くなっていると発言。ただし、バランスシート正常化&三回目の利上げは行うのではという見通し。

気になるのは、米国の消費者物価指数が5カ月連続で下げており、三回目の利上げがいつになるのか?さらに、2018年の金融政策はどうなるのかという見通しです。

米ゴールドマンサックスは、年内利上げの可能性を60%へと変更。12月FOMCでの利上げ確率を50%としています。

金価格に影響する世界情勢

トランプ大統領は、7/7にドイツでロシアのプーチン大統領と会談して、シリア停戦で合意しました。

カナダ中銀は7/12に、政策金利を0.25%引き上げて0.75%に。利上げは2010年9月以来の6年10か月ぶり。

7月24日に産油国の共同閣僚監視委員会会合に注目。

ゴールドマンサックスは、原油在庫が増加していることから、WTI原油が40ドルを割り込む可能性があると指摘。インフレ動向に影響を与えそうです。

●NY金価格の日足チャート:EVOCX

金価格の動き

1200ドルを底値に反発。ロシアゲート疑惑もあり少々反発してもおかしくない。ただし、FRBのバランスシート正常化が重しになることから、ファンダメンタルズ的に買いにくい局面。

●東京金の日足チャート:EOCX

東京金価格の日足チャート

東京金は、ダラダラと下げている状態。こちらもテクニカル・ファンダメンタル的に短期的な予想として買いにくい。

7月17日(月):中小売売上高、中4-6月GDP、米ニューヨーク連銀製造業景気指数など
7月18日(火):中不動産価格指数、米NAHB住宅市場指数、ゴールドマン決算など
7月19日(水):日銀会合、訪日外国人客数、米住宅着工件数、TモバイルUS決算など
7月20日(木):貿易収支、政策金利、米景気先行指数、ECB理事会など
7月21日(金):百貨店売上高など

フィスコ

ECB理事会やオバマケア撤廃法案の採決などに注目。