FRBは10月から縮小を開始&北朝鮮リスクが続く:2017年9月25日週の金相場見通し

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NY金価格は、下落し節目の1300ドルを割り込みました。FRBが9月19・20日のFOMCで金利こそ据え置いたものの10月からのバランスシート縮小スタートを公表。同時に12月の利上げを予想していることから、長期金利・米ドルが上昇し金相場は売られる展開。

金価格は、米ドルが上昇すれば下がり、下落すれば上がるという性質を持つため、FRBの動向は最大の相場変動要因です。


FRBのバランスシート縮小は10月から

2017年の利上げは年3回の予定でしたが、インフレ率の低迷・米経済の危うさから最後の1回を行わないのではという見方が有力でした。ところが、2017年9月のFOMCで12月利上げ確率が高まり、ドル高の動きに。ちなみに、2018年も三回の利上げが予定されています。

政策金利の天井は2.75%とされており、2019年から2020年にかけての時期。現在は1.00-1.25%ですからまだまだ金利の上昇余地はあり。

引き続き、米ドルの動きは、トランプ政権の保護主義政策によるドル安とFRBの金融引締によるドル高の綱引きが続くのではないかと予想。そのため、金価格も両者の綱引きプラス地政学リスクを加味した相場付きになるのではないかと思います。

フィッシャー副議長の辞任・イエレン議長の後任とFRBの金融政策は、来年以降にガラッと変化するリスクがあることもお忘れなく。

◆金融市場の動き GMOクリック証券のCFD

各市場の動き

金価格をはじめ貴金属は下落。株式市場は全体的に上昇。新興国株への資金流入は、FRBのバランスシート縮小をきっかけに減るのかどうか注目。

イラン・北朝鮮を巡る地政学リスクと金相場

北朝鮮リスクは、一時、落ち着きを見せており、金融市場はリスクオンに傾いています。

しかし、情勢自体には変化なし。

米国は、北朝鮮の核保有を認めない方針。中国・ロシアは、裏面での北朝鮮支援を継続しており、最終的な落ち着きどころは、まだ見えず。

さらに、9月23日、イランが新型弾道ミサイル「ホラムシャハル」の発射実験に成功と発表。

トランプ大統領は、イランとの核合意を見直す方向。イランを北朝鮮と協力していると非難するなど中東情勢も危うくなってきました。イランを巡ってはイスラエル及びサウジアラビアの反発も予想されています。

ロウハニ大統領は軍事パレードで、ミサイル開発は防衛目的だと改めて強調した上で「イランは今後もミサイル能力の増強を続けるだろう」と演説。同ミサイルは近く革命防衛隊によって運用され、AP通信は射程内に敵国イスラエルも含まれると伝えた。サンケイ

さらに、クルド人自治区で、9月25日に住民投票が行われるなど中東情勢及び地政学リスクが高まる可能性があります。当然、そうなると金投資が増えて価格は上昇します。

◆NY金価格の日足チャート

NY金価格の日足チャート

テクニカル的にボリンジャーバンドの下限に来ており、完全にトレンド転換刷る可能性あり。

ただ、ファンダメンタル的に、地政学リスクが高まっており、NY金価格は、一時的に反発しても不思議ではありません。

◆東京金価格の日足チャート EVOCX

東京金の日足チャート

9月25日(月):日銀総裁講演、独IFO景況感指数、ドラギECB総裁証言など
9月26日(火):米新築住宅販売件数、米消費者信頼感指数、イエレンFRB議長講演など
9月27日(水):中工業利益、米耐久財受注、米中古住宅販売成約指数など
9月28日(木):ユーロ圏景況感指数、独消費者物価指数、米4-6月GDP確定値など
9月29日(金):失業率、鉱工業生産指数、中財新製造業PMIなど
9月30日(土):中製造業PMIなど

フィスコ

インドでは秋の結婚シーズンに入り、ディワリ(新年祭)に向けて、金投資・購入が増える時期。