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トランプ大統領と金正恩委員長の会談における北朝鮮の目的は:2018年3月11日

トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、会談することが明らかになりました。3月8日夜にホワイトハウスが明らかに。

時期及び場所は未定ながら5月までに米朝首脳会談が実現されれば、歴史的な偉業になります。地政学リスクの後退で、金価格は下落。

ただし、南北首脳会談合意・北朝鮮非核化を検討というニュースが流れた後には、金価格が上昇したため、市場には、会談が実現するのか、実現しても和解が実現するのか疑いの声もあります。

◆金価格の日足チャート 2018年3月11日

金価格の日足

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金価格の日足チャート他。米国株式は、乱高下による横這いが続いており、市場の不安感は続いたまま。

トランプ大統領と金正恩委員長の会談決定

3月5日に、金正恩氏と会談した鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家保安室長が、8日にトランプ大統領と会談した後に、ホワイトハウスで会見。サラ・サンダース米大統領報道官は、会談実施も「時期と場所は未定」と会見。

トランプ大統領は、ツイッターで、金正恩委員長は韓国と非核化について話をした・交渉期間中はミサイル発射実験も行わないと約束。大いなる進展も合意まで制裁は継続と表明。

北朝鮮側の意向はどうなんでしょうか?

1.経済制裁でダメージを受けており、落としどころを探っている。

2.時間稼ぎ。核廃棄の約束だけして経済制裁を解除してもらう⇒約束を守る気はない。

過去にも北朝鮮が、核廃棄を約束して守らなかった事例があること。米国側もリビアやイラクの独裁者が核放棄をしても、彼らの安全を守らなかったことがあるため、どうなるかは分かりません。

5月まで引っ張って会談破棄・会談するも決裂。会談して合意するも約束を守らないとなると地政学リスクは増して、金価格も上昇。

当たり前の方法として、トランプ政権側は、相手が協力姿勢なら、協力姿勢を取る。相手が拒絶姿勢なら拒絶戦略を取ると思います。

2005年9月に合意した6か国協議(韓国・北朝鮮・米国・日本・中国・ロシア)

「北朝鮮はすべての核兵器と現存する核計画を諦め、早期に核不拡散条約(NPT)と国際原子力機関(IAEA)の保障措置に復帰する」ことを約束した。

米国は韓半島に核兵器がなく、核兵器や通常兵器で北朝鮮を攻撃または侵略する意思がないという事実を確認した。韓国は1992年、韓半島非核化宣言に従って、核兵器を持ち込んだり配置しないとした約束を再確認した。2005年9月の6か国協議による核廃棄

1994年の米朝枠組み合意では、核開発プログラム凍結が合意されるも2003年に決裂。

2018年3月5日からの韓国・北朝鮮会談では、非核化の話し合いが実行されました。

さらに鄭室長は「北朝鮮側は、朝鮮半島非核化の意志を明確にし、北朝鮮に対する軍事的脅威が解消されて体制の安全が保障されれば、核を保有する理由がないという点を明確にした」と語った。ニューズウィーク

北朝鮮に対する軍事的脅威が解消されて、体制の安全が保障されれば・・・という条件付きなので、非核化で合意といっても安心できません。対話をしている間は、挑発や攻撃をしないというのも当たり前と言えば当たり前。

 

その他のニュースでは、2月の雇用統計で非農業者部門雇用者数が、31.3万人と好調。20・21日のFOMCでの利上げが確実視されています。

トランプ大統領の鉄鋼・アルミニウムの関税そして保護貿易を巡るスタンスを見て、株価が動いているため、今週も政治の動きに気を付けて、金相場を見ていきたいところです。

■来週の注目スケジュール
3月12日(月):法人企業景気予測調査、米・財政収支、ユーロ圏財務相会合など
3月13日(火):国内企業物価指数、米消費者物価コア指数など
3月14日(水):機械受注、中鉱工業生産指数、米小売売上高、独首相の就任宣誓など
3月15日(木):欧新車販売台数、米NAHB住宅市場指数、米輸入物価指数など
3月16日(金):米住宅着工件数、米鉱工業生産指数、米ミシガン大学消費者信頼感など
3月18日(日):ロシア大統領選

フィスコ

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