2013年4月のキプロス金売却騒動は、FRBの出口戦略とタイミングが重なる

金価格の変動に影響を与える重要なポイント。地中海の小島(キプロス)で起きた騒動がおおごとに。

キプロスは金準備売却で約4億ユーロ

キプロス情勢:危機が続くキプロス情勢では、支援に必要な資金の一部を金準備の売却で賄うことで合意しました。

この金の売却計画を受け、金価格は下落。

草案に盛り込まれた金の量は約10トンで、ユーロ圏では過去4年で最大の金売却。ワールド・ゴールド・カウンシルによると、キプロスの金準備は2013年2月末時点で13.9トン。

経済破たん状態にあるキプロスでは、国際支援の条件として、銀行の10万ユーロ(約1200万円)超の預金に対して強制する損失の割合を最大60%とする可能性があります。

当初計画より、特に大口預金に対して厳しい条件です。

2013年4月24日、キプロスのジョージアデス財務相は、金売却を否定。(ロイター通信

・政府は資金需要を満たすために優先的に金準備を売却することはせず、その他のあらゆる選択肢を検討する。

結局、キプロスの金売却は大騒ぎをして終わったものの、これをきっかけにして金相場のトレンドは大きく変化。債務の増加に悩む国の中央銀行が売却に向かえば金下落がありえると市場が連想してしまいました。

FRBの金融緩和は出口戦略を探る

4月10日に発表されや3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、「年末までに金融緩和の停止を検討している」ニュースが流れ金価格は下落。

また、世界的な金融緩和政策は、金よりも株式市場に利益をもたらしており、株式市場の上昇が続いています。

北朝鮮情勢

北朝鮮情勢は、引き続き、ミサイル発射の準備段階との報道が流れ、危機的状態にあることは変わりません。

金価格とチャート

ドル建ての金価格です。

金価格

金価格(XAU/USD)は一進一退が続く。

金価格チャート

2013年4月11日:17:30