2013年4月12日にサポートラインの1500ドルを一時的に割り込んだ金価格。今後の見通しについてゴールドマン・サックスやソシエテ・ジェネラルの予測です。
ゴールドマン・サックスが金価格の見通し引き下げ
●2013年4月10日のレポート。
米景気回復の勢いが増し、金相場サイクルが変化しつつあるとした。
金相場の見通し
三ヶ月間:1615ドル⇒1530ドルに引き下げ
半年間:1600ドル⇒1490ドルに引き下げ
一年間:1550ドル⇒1390ドルに引き下げ
・ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門のロングポジション(買い持ち)を手じまうよう勧めた.
・ユーロ圏に関連するリスク回避の動きが再開し米経済指標が低調でも、金相場の動向は過去1カ月間、変化しなかった。それは、金保有への確信がいかに急速に低下しているかを示している
・インフレ率上昇が次の金相場サイクルのきっかけとなる可能性があるが、数年先だろう
ソシエテ・ジェネラルの金価格見通し
●2013年4月12日、ソシエテ・ジェネラルのアナリスト「ロビン・バー氏」
・世界経済は緩やかに改善しつつあり、金にとってマイナス。
・当局は量的緩和のアクセルから足を外す可能性がある。
・金にとってプラスだった要因すべてが、今は逆の方向に進みつつある。
●2013年4月2日のレポート
・金相場はバブルの領域に入っている。
ドイツ銀行の金価格見通し
●2013年4月9日のレポート
・ドル相場の上昇と安全資産としての金買いの減少で2013年の金相場見通しを12%引き下げる。
なお、ドイツ銀行は、2012年11月14日に、2013年中、1トロイオンス=2000ドルを超え、さらに上昇すると予測しています。
5月10日にドイツ銀行はさらに引き下げて、2013年:1オンス=1533ドルとの見通しをだしました。
金価格見通し引き下げのニュースは、ブルームバーグの4月10日・4月12日に掲載されています。