末予測を1200ドルに:QE縮小の見通し強いことが理由

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フランスの大手銀行「ソシエテ・ジェネラル」は、2013年6月17日に金価格の年末予測を1オンス=1200ドルへと引き下げました。

ソシエテ・ジェネラルの金価格予測

商品市場リサーチ部門の予測では、2013年の12月31日までに金相場は1オンス=1200ドルへ下落するとレポート。

4月2日時点での予測は1375ドル。当時の金価格は1600ドル近辺。現在は1300ドル後半付近で推移。

金価格下落の理由

●債券利回りの上昇とドル高を背景に金ETFの償還が続く。
●FRBが年内に量的緩和を縮小させていく。
●多くの投資家が金投資に対する姿勢を転換(買いから売りに)
●金ETFの売却量は月平均で約100トン
●金ETFの売却量は、金の実需についての需要を超えると見込む。

5年間の金価格チャート

●NY金の長期チャート(2013年6月20日)

●ソシエテ・ジェネラルのマイケル・ヘーグ氏は、主成分分析と呼ばれるアルゴリズムを使用し金相場下落を予測。

2013年4月2日に下落の可能性を指摘し、その10日後に金価格暴落があった。

・金投資家は、大きな外的要因を無視し、以前とは異なる姿勢を示している

・基本的にマクロ経済や市場心理の見通しをあまり考慮せず金を売却している。投資家が市場から出て行っている

上記はマイケル・ヘーグ氏の発言(ブルームバーグ

なお、他の銀行も金価格の引き下げを行っており、クレディ・スイス(見通し)は、今後、一年間で金相場は1オンス当たり1100ドルになると予想。5年間では1000ドルを下回るとみている。


FRBのQE縮小と失業率

FRBは、6月18ー19日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に記者会見

景気が予想通りに回復を続けた場合に、年内に債券購入の規模を縮小し始め、2014年半ばに終了させる可能性があると語ったています。

●FOMCメンバーは今年第4四半期の失業率とインフレ率の見通しを下方修正した。

・予測によると、失業率は7.2-7.3%。3月時点の予想では7.3-7.5%。
・2014年については6.5-6.8%(3月時点は6.7-7%)。

FOMCは失業率が6.5%を上回り、インフレ率が2.5%以下にとどまると予想される限り、政策金利 をゼロ近辺にとどめることを示唆しています。

●アメリカの失業率推移予測

失業率の推移 - 世界経済のネタ帳

2009年:9.28
2010年:9.63
2011年:8.93
2012年:8.08
2013年:7.74
2014年:7.46
2015年:6.86
2016年:6.32
2017年:5.87
2018年:5.6

このように順調に失業率低下が進むのでしょうか?

アメリカはシェールガス革命や3Dプリンタで製造業復権、TPPによる環太平洋経済圏、中国からの経済力移転などを考えていますがその成果が出るかどうか、QE縮小の行方が価格を左右する局面が続きます。

金投資を行う上で気になるニュースは、引き続き、ウォッチしていきます。