金価格は消費税増税前の2月物が高い:サヤ取り向きのコンビネーション注文

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2013年4月に予定されている消費税の増税を今秋(13年)の9月~10月に政府は最終決断します。2013年10月1日に来年4月の8%へ引き上げが決定!

東京商品取引所の金先物相場では、すでに消費税の引き上げをにらんだ動きが生じています。

金価格は先物より2月物が高い

通常は、取引が多く、インフレ・金利などを加味して取引期限の長い先物が高いのですが、現在(8/19)期限の短い2月物の方が高値を付けています。

●東京金先物価格

限月ごとの金価格

・2014年6月物(期先):4312円/g
・2014年2月物:4319円/g

●サヤ相場表:2月物と6月物の価格差

金価格の限月間差

だいたい、7円~8円程、期限の短い2月物の価格が先物より高くなっています。

2013年8月19日

消費税増税で金価格の利ザヤを稼ぐ

2月物は、消費税率引き上げ前に納会を迎える最後の限月です。

東京の金先物は、消費税抜きの価格で取引が行われています。

そして、買い建玉(ポジション)を持ったまま取引期限(納会)を迎え、代金を支払えば金地金かその倉荷証券(受渡決済)を受け取れます。

この時の金地金の購入代金は、消費税を上乗せした価格で受け渡されますので、今は消費税5%で計算されます。

このまま、消費税が8%になれば、5%の時に手に入れた金地金は増税分の3%分がプラスになります。

●3%の増税:4300円×3%=129円/g、金先物の受渡しは、1kg(1,000g)単位ですから、

129円×1,000g=12万9千円のプラスです。

消費税が増税される前に安く手に入れたいという金投資家の意向で2月物の方が先物(6月物)より高くなっているのです。

金価格の値動きに注意

しかし、上記の計算は、金価格が動かずに消費税増税分だけの計算です。

ご存じのとおり、世界経済の動きや産金量・リスク度合いで値下がりや値上がりをしますので、消費税増税だけで利益を確保するのは難しいと言えるでしょう。3%以上の値下がりがあれば損失になりますね!

また、現時点(2013年8月19日)では、増税の延期や税率変更の可能性も残されていることを忘れてはいけません。

金先物のサヤ取り

限月間で価格差が拡大・縮小することを利用して利益を得ようとする取引方法をサヤ取り(アービトラージ)と呼びます。

同じ商品間の異限月、類似した異銘柄間など、様々な方法で取引が行われており、このサヤ取りを専門に取引する投資家(アービトラージャー)のおかげで、市場の異常値が修正されると考えられています。

サヤ取引に有効なスタンダード・コンビネーション注文

金先物のサヤ取りを行う上で有効な注文方法が、スタンダード・コンビネーション注文です。

同一商品の異なる2限月のサヤ価格(期近限月・期先限月)を指定して1注文として発注できる売買注文です(同一商品の限月間スプレッド取引)。期近注文が「売り注文」であれば指定サヤ価格以上で約定し、「買い注文」であれば指定サヤ価格以下で約定します。エースCXオンライン

サヤ取引は、買いと売りの注文を同時に出しますので、買い注文を出してから売り注文をだしているとその間に金価格が動いてしまう可能性があります。その点、このコンビネーション注文を利用することで、注文を出しやすくなります。

東京金のコンビネーション注文

指定値段のところに、指定したいサヤ価格をサヤ相場表で確認しながら入力します。

エースCXオンラインでは、動画による説明も掲載していますので、詳しくはそちらで見ると分かりやすいと思います。

金先物だけではなく、原油やガソリン・白金等でもコンビネーション注文は利用できますので「サヤ取り」トレーダーを目指す方におススメです。

金投資の税金やエースCXオンラインタイアップキャンペーン記事もご覧ください。