東京金とNY金のチャート分析:JPモルガンとBOAは上昇予測

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エジプトのクーデーター・非常事態宣言と続く情勢悪化(地政学リスク)により、金価格は上昇しています。

2011年に起きたアラブの春で退陣&拘留中だったムバラク元大統領が保釈されて、モルシ前大統領派のイスラム同胞団との衝突が懸念されています。

衝突が激化しテロや紛争そして中東全体に広がることは世界情勢にとって大きなリスク。

また、大手銀行のJPモルガンとBOAは、相場の底入れと金価格上昇を予測。

一方、その他の世界情勢の中で、相場に影響を与える内容は以下の状態です。

ファンダメンタルから見た金相場の注目ポイント

1.米国FRBの量的緩和縮小は、9月のFOMCでスタートする可能性が高い

9月の緩和縮小スタートの可能性は、ここにきて確率が上昇しています。

9月6日の雇用統計、9月17日~18日のFOMCに注目

2.インド・インドネシア・ブラジルなど新興国からの資金流出が続く。

新興国の経済危機に発展する可能性があり、注意が必要です。

新興国通貨下落ドル高は「金売りの面」と経済危機が深刻になれば「リスク回避の金投資」に発展する両面を持ちます。

3.経済悪化が続くインドは金規制強化

財政収支が悪化するインドは、国民の金購入に規制を強化することで、金輸入を減らす施策を実行。金密輸も増えているとの話。

4.中国経済が調整入りしているのは事実。ただし、成長自体は続けており、成長スピードが鈍化している状態

新興国経済が回復・悪化のどちらに向かうかは中国経済の行方が鍵を握る。

2013年7月に流れが変わりだした金価格の行方をテクニカル分析で確認してみます。


東京金のテクニカル分析

金投資をはじめ相場予測は、ファンダメンタル分析・テクニカル分析の両面から見ていきましょう。チャートはエースCXオンラインを利用

2013年8月23日

東京金週足チャート

東京金週足チャート

4,384円:8月23日の高値

4,500円の手前にポイントがいくつか。

一目均衡表の基準線:4,414円、先行スパン下限4,484円、26週遅行線4,375円
パラボリック:転換値4,450円(現在は陰線)

フィボナッチリトレースメントの目標値38.2%は4,570.7円(7月24日の記事

テクニカル的には、上記の4,500円手前のポイントがレジスタンスになる可能性があり、同時に突破することで上昇に弾みがつく可能性のあるポイントです。

東京金日足チャート

東京金の日足チャート

日足チャートで見ると、先行スパンで作る雲を突き抜けています。遅行線の4,380円近辺で現在価格(8月23日)は推移。

基準線・転換線は上向きで現在価格の下に位置=上昇トレンドを形作る。

パラボリックは陽線と上昇を示唆し、RSIは52と上昇を続けている。

7月25日の直近高値は4,329円で5月20日の安値は4,430円

●下記画像は昨年、2012年8月以降の金価格上昇相場:4,300円~4,500円前後でしばらく推移。

この水準は居心地のいい価格帯の可能性?

過去の金価格水準

NY金の週足チャート

NY金価格チャート

●フィボナッチリトレースメントの目標値:76.4%:1355.05、61.8%:1463.72、50%:1551.55

高値1384ドル(8月19日)

一目均衡表の遅行線:1370.8、基準線:1399.6、転換線:1281.8

基準線がレジスタンス状態。パラボリックは陽線転換。

NY金価格は、6月末の1200ドル台をターニングポイントに緩やかな上昇が続きます。

JPモルガンとBOAは金価格上昇予想

ブルームバーグによると、JPモルガンチェースとバンクオブアメリカの両銀行は、相場が底入れしつつあり上昇に向かう可能性が高いと予測しています。

10-12月(第4四半期)の予想

ブルームバーグによるアナリスト調査:1300ドル

バンクオブアメリカ(BOA):1495ドル

JPモルガン:来年末にかけて上昇

ジョージ・ソロスが金ETFを売却するも、大きく金相場が下落したため中国やインドなどアジア地区での販売量は増加が支援材料。

 

今後の金相場を予測すると、NY金の底値は1,200ドルで一時固まりつつあり、ファンダメンタル上の大きなポイントで相場の行方が変わってきます。

エジプト情勢の悪化か改善
中国経済の悪化か改善
米国量的緩和の動向(いつどのような規模でスタート)

そして、東京金価格にとっては、米FRBの量的緩和に絡む米ドル/円相場の動向が気になるところ。