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「産金量や需給」の記事一覧

産金量など需要と供給の情報。金価格は需給バランスや思惑で決まります。

探鉱予算は増えても評価の高い金鉱山は減少:ゴールド2018より

ワールドゴールドカウンシルによる、今後30年間の金市場および金相場の行方について「ゴールド20148」というレポートを出しています。今回は、そこから、探鉱に関する情報をピックアップ


2015年の世界金需給レポート紹介:ワールド・ゴールド・カウンシル調査

ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が2月11日に発表した2015年の世界金需給レポート。

金供給は、4,258.3トンと前年の4,413.9トンから減少。金価格が下落したにも関わらず、金鉱山生産量は3186.2トンと前年から45.7トン増加。リサイクルは1082.8トンと76.9トンの減少。

金需要は、前年の4257.6トンから減少して4252.6トンに。宝飾品・工業用共に需要が減少。中央銀行による需要は増加で6年連続の買い越し。金投資関連は地金やコイン需要が増加。ETFは売り越しもマイナス幅が大きく縮小。

ワールドゴールドカウンシル:2015年の世界金需給レポート

金投資において、2015年は波乱の一年。前半に減った需要は後半に増加して、2014年から微減レベルの水準に戻る。


2014年の金市場における供給と需要:ゴールドサーベイ2015

金市場のオーソリティ、ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ((GFMS)が調査したゴールドサーベイ2015は、需給を見る上で、もっとも詳細かつ正確なデータが揃った資料。日本語版ダイジェスト(2015年6月)を田中貴金属工業株式会社が出していますので、感謝を込めて要点をまとめてみました。

2014年の金市場の供給:ゴールドサーベイ2015より

  • 鉱山生産量は3,133トンと6年連続の増加(2%増加)
  • 産金コストは2013年の減損費用の減少で1,314ドル/トロイオンス。この評価損を除くと1,208ドル
  • 正味生産者ヘッジは103トン
  • 中古金スクラップ供給量は1,125トン(13%減少)と7年ぶりの最低水準

2014年の金鉱山生産量は、3,133トンで市場最高水準。金価格が長らく上昇して高値だったことから、金投資が増加しており、生産量が増加。

金供給量


地球上にある金属の量をクラーク数で示した結果

金を含む金属は、地球全体にどれくらいの量があるのでしょうか。古代エジプトのクレオパトラから現代までに掘り出された金の量は約16万トン。

地球の保有する金属量を測るクラーク数

一言で、地球と言っても、人類が調査探索できるのは表面のみ。内部のマグマ層や深海などを調べることはまだ無理。それどころか地球の陸地や海底全てに含まれている金を調査することも不可能。

地球の調査

そこで、クラーク数という基準を利用します。これは、地表付近に存在する元素の割合を火成岩を分析して質量を表した数値。


国際商品の下落が続き原油や貴金属などが平均生産コスト割れ!

金・原油・とうもろこしなど国際商品の下落が続き、一部で採算割れが起きはじめています。原油や金は、国際エネルギー機関などが推計した生産コストを割り込む例も出ています。

さらに市況低迷が続けば、鉱山・石油などの資源開発会社は、生産コスト以下の資源を閉じるなど供給を減らす手段を取る可能性があり、安定供給に不安感が生じる事態もありえます。

日経新聞記事の国際商品生産コスト

2014年11月11日の日経新聞で国際商品の取引価格と平均的な生産コストがまとめられていました。

貴金属価格

現在価格 平均生産コスト
金:1トロイオンス約1170ドル 1205ドル
(トムソン・ロイター)
銅:1トン約6600ドル 7130ドル
(パンパシフィック・カッパー)

金の生産コストとして1200ドルは以前からの節目。


中国人はゴールドが大好き!不動産や通貨への不安が根強いことが理由

世界で一番、金好きなのはインド人、そして二番目に好きなのは中国人とこの二カ国は金需要の強さで1、2を争います。

なぜ、中国人は金投資が大好きなのでしょうか?

春に1600ドルから1300ドルまで一気に金価格が暴落(2013年4月)したときには、中国市場、それも「中国版ミセスワタナベといわれるおばちゃん」達の買いが下落相場を支えたとの話しがあるほどです。その買付けのエネルギーは強く、10日で300トンの金の購入が行われウォール街に勝つのではという声もあがったほど。

中国人が金投資を好きな理由

「金はきれい」

元々、中国人は、日本人に比べて派手で綺麗なものが好きです。さらに歴史的問題と共産党政権の私有財産制に対する不安が拭えません。

中国黄金国际资源有限公司の動画

中国は、金生産の面でも世界に強いインパクトを与え世界一の生産量を誇っています。

純粋に金は美しい

日本は、湿気が多く土地が狭いせいか金色に対してキンピカ・成金と見ることもあって、侘び寂び、白金や銀のような上品な美しさを好みます。

でも、中国やインドの方はそんなことを思いません。ストレートに金色の美しさを喜びますしインドでは魔除け&花嫁の持参金として必需品。


新しく金を生産するために必要な費用(産金コスト)の平均は、2012年で1,211ドル

新しく金鉱山から金を生産するコストを産金コストと呼びます。

金は、金塊や地金といった見るからに金という形では見つかりません。金鉱石の中にわずかに含まれている状態で、1トンの鉱石の中にわずかに3~5g程度しかありません。 1トンの海水に含まれる塩の量は3.5%ですから、理論的には35kgの塩ということになります。比べてみるとその希少性が理解できることでしょう。

なお、世界一、高品位な金山は鹿児島の菱刈金山です。

そのため、金鉱石を掘り出し、砕いて精錬して金製品(地金)にするまでに、莫大なコストがかかります。金価格が高くないと、そもそも採算がとれません。