NY白金価格は、ニューヨークで取引されている先物価格。銘柄コードは【PL】でCMEグル―プのNYMEX部門で売買されています。金投資をする上で最も関連しやすい商品(コモディティ)はこの白金=プラチナ。
NY白金価格の日足チャート
こちらの白金価格チャートで表示できるのは、日足・週足・月足のみになります。
週足・月足への切り替えもご利用下さい。
●東京白金:商品先物取引の日足チャート
NY白金先物の概要
- 取引単位:50トロイオンス(1.555kg)
- 呼値と白金価格:1トロイオンスあたりドル
白金価格の情報収集先
- CMEグル―プ:NY白金の価格表
- TOCOM白金相場表:東京白金相場の価格表
- NY白金CFTC建玉明細報告書 北辰物産株式会社のまとめ
- investing.com:白金価格・ニュースや分析
白金1gあたりの円換算計算方法
NY白金価格÷31.1094768×為替レート=白金g/円
下記は、白金価格の年足で、長期の推移を確認ください。
●NY白金価格の推移:1980~2016年
●東京白金価格の推移:1980~2016年
白金の基本
白金は、古代エジプトで利用されており、最古のものは、テーベの小箱と呼ばれる化粧ケース。金銀に比べて、硬く加工しにくいこと・生産量が少ないことから。利用頻度は少な目。
現在は、ゴールドとプラチナは貴金属として並び立つ存在であり、純金積立・プラチナ積立などは個人投資家に人気の金融商品。
貴金属としてだけでなく、工業製品としても優秀で、自動車の排ガス触媒などに利用されています。ただし、フォルクスワーゲンなどディーゼル車の不正問題や環境への配慮で、排ガス触媒需要は、下り坂。そのため、白金価格も下落傾向。
供給量
白金は希少な金属で、鉱山からの供給は、南アフリカとロシアに偏っているいます。しばしば南アフリカでストライキが起きるため、供給不安要素の大きい物質。
2012年の白金需要と供給:ジョンソン・マッセイ社のデータから引用。有史以来の生産量は、約4000トン(金の1/30)という希少性。
価格の変動要因
白金価格の変動は、供給元の南アフリカとロシアの情勢と世界経済の良しあしで決まっています。排ガスの触媒用途に使われており、世界景気が良くて、自動車生産が増えると白金需要も増えて白金価格も上昇します。金価格との関連性は高く、量的希少な白金の方が値が高い状態が多い。
白金の取引市場
白金の現物は、スイスのチューリッヒで行われるロコ・チューリッヒが中心。先物は、NYMEXと東京で取引されており、NY白金と東京白金の二つが価格形成やヘッジの役割を担います。
NY白金価格のリアルタイムチャートを上手に活用してください。