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金はどこで誕生しどこから来たのか?宇宙最大の衝撃と言われる中性子星の衝突

人類が作り出すことのできない希少な「金(ゴールド)」。どこから来てどのようにして生まれたのでしょうか?その謎を探ります。生まれたのは、地球それとも宇宙・・・

金は、自然の状態では化合物として発見されることが少なく、自然金と呼ぶ単体の鉱物として見つかります。

しかし、肉眼で簡単に見つかるほどに大きな金塊は、めったになく、岩石に含まれているか砂金として存在します。ほとんどの火成岩に金は含まれていますが、鉱石を採掘し抽出するにはある程度の量が含まれていないと採算にあいません。

鹿児島の菱刈金山は、1トンの鉱石に約40g含まれる高品位鉱山。世界の主要金山の平均は約3~5g程度。

金鉱石から砂金が生まれる

山金(金鉱石): 石英や酸化鉄の層に挟まれた岩の中に含まれており肉眼では見えません。また、多くは銀や銅との合金としては見つかりますので輝くような金色の鉱石が見つかることは少ない。

金の生産工程:JIPANGU INC:探鉱から実際の採掘まで図解してくれています。

砂金: 金を含む鉱脈が風雨にさらされ砕けると、岩の中に閉じこめられていた金が小さなかけらとなって山沿いの川に流されて堆積します。重い金は、底に沈み砂の中に埋もれて長年のうちにそれなりの量が溜まる。これを砂金と呼び、その上流には鉱山が存在します。

いよいよ、岩石に含まれる金はどこで生まれたのかその秘密をご紹介します。

金はどこから来たのか?その誕生秘話は・・・

原子番号79の元素。元素記号は Au。第11族元素に属する金属元素。

いかなる錬金術でも作り出せなかった金はどこで生まれてどうやって地球にきたのでしょうか?はっきりとした説はまだありませんが、こうではないかという答えはいくつかあります。

ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのエド・バーガー氏の説では、中性子星の衝突で起きたとの見方。中性子星は、恒星が超新­星爆発を起こすことで生まれる超高密度の天体

中性子星のイメージ、宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999をほうふつとさせます。

鉄や炭素などと異なり、金のような重い元素は恒星の内部で作ることはできない。大きな恒星の終末期に起きる「超新星爆発」で生まれたとの説もあるが、バーガー氏は「宇宙に存在する金の大部分は中性子星の衝突、合体から作り出された」との見方を示す。CNN

この中性子星が衝突すると、超新星爆発を超える宇宙最大の衝撃との話。日本や地球どころか太陽系も木っ端微塵になるほどのエネルギー量。幸い、数千年や数万年のレベルではなく、宇宙誕生以来、何度あったかどうかというレベルです。

和南城らが代わりに注目しているのが、超新星爆発の後にできる中性子星、しかも二つの中性子星がお互いのまわりを回る「連星」だ。回りあううちに近づき、やがて合体する。そのときに吹き出す大量の中性子がrプロセスの舞台になり、金も生まれるという説だ。だが学界でも意見は割れているという。GLOBE

金(ゴールド)は、その輝きや価値といい、誕生したストーリーといい、「何か持っている」貴重な品物と言えますね。

上記のような形で誕生し、宇宙にばらまかれた金は隕石に含まれて地球に到達した可能性。

貴金属は、およそ39億年前に地球へ襲来した大量の隕石群がもたらした可能性がある。ナショナルジオグラフィック

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