リアルタイムの金価格や予想・金投資のノウハウを紹介します。世界で人気の純金積立や投資信託の方法。さらに、今後の見通しを徹底的に解説いたします。

  1. 金価格・相場の予想
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日米欧の2016年3月金融政策決定会合を終えて金相場は高値をキープ

日米欧の2016年3月金融政策決定会合を終えてNY金価格は1200ドルをキープ。

インフレ率は低いままに止まっている中で、欧州と日本のマイナス金利及び米国の利上げが緩やかになるとの見通しから金相場に資金が流入。中国経済への不安からも金投資への需要は高まっている。

●NY金価格日足チャート:EVOCX

ny金価格は1200ドルをキープ

●東京金価格日葦足チャート:EVOCX

東京金価格チャート

4400~4600円の間で東京金価格は推移。

ゴールドマンサックスは、金相場下落の見通しを出しているが、金EITの保有も増加傾向にある。SPDRゴールドシェアの保有高は3月16日現在で795.20トン。2016年に入り、1月・2月で大幅に残高が増加。3月の保有高は微減。

ニューヨーク証券取引所 金ETF 「SPDRゴールドシェア」:公式ウェブサイトより第一商品のサイトの方が金ETFの保有高推移が見易い。

ECB・日銀のマイナス金利導入は、その通貨の価値を引き下げる。株式・不動産に対する高値警戒感・新たな事業に対して不安感がある中で、投資家の選択肢は低くなっています。

2016年3月の日米欧金融政策決定会合結果

  • ECB理事会:2016年3月11日:マイナス金利を0.30%から0.40%に引き下げて、資産買入れ規模を200億ユーロ拡大
  • 日銀金融政策決定会合:2016年3月15日:マイナス金利付き量的・質的緩和を維持
  • FOMC:2016年3月16日:12月の年4回利上げから年2回利上げに見通しを変更

ECBはマイナス金利幅を拡大し金相場にプラス要因。日銀は現状維持も追加緩和の可能性を残す・米国は年4回の利上げを2回に引き下げと金相場に中立からややプラス要因で金融市場の注目を集めた3月の金融政策決定会合は終了。

日本は、マイナス金利の導入により、田中貴金属で金投資を始める方が増加。銀行預金のマイナスや預金封鎖に対する不安が生じています。

金を購入した人の数が、売却した人数を上回っていた。2014年4月の消費増税前の駆け込み需要ほどの勢いはないが、初めて金に投資する顧客が多いという。中にはマイナス金利の導入によって銀行に預金を預けておくと手数料を取られると勘違いしていたり、戦後に国が実施した預金封鎖の経験に通じる不安を感じて来店した高齢の顧客もいたという。ブルームバーグ

先進国での需要不足による投資機会減少

新たに投資をして、事業を起こしても成功できるのは一握り。さらに、成功したとしとしても、その後の競争に勝ち抜けるとは限らない。社会にとって必要性の高い商品であればあるほど、新規参入競争は激しくなり価格は低下する。

1970年代~80年代のテクノロジーは、人類を月に連れて行くという偉大な事を成し遂げたが、現代の技術進歩は小鳥を殺すだけ。スマフォゲームのAngry Birdsのヒットを皮肉った言葉を読んだことがありますが、これこそ需要不足の現代を表している言葉。誰の言葉だったか思い出せないのが残念。

日本を見ても人気のある産業はスマフォゲーム。宇宙進出=軍事利用や覇権国家意識の表れでもあり、近年、大きく普及したスマフォでゲームやラインを行っているのはスケールの小さい内容であると共に平和の象徴でもあるんです。

ただし、新規事業への投資という方面では、いくら中央銀行がマネーを供給しても借り手がいないという需要不足。マイナス金利にしても需要が増えなければどうするのでしょうか。結局、不動産へとお金が向かう可能性が高そうです。

世界不動産価格の投資利回り:2015年

2015年の不動産投資利回り第一位は台湾で1.57%まで利回り低下=地価高騰。

  • 第1位 台湾 不動産投資利回り 1.57%
  • 第2位 オーストリア 2.18%
  • 第3位 インド 2.22%
  • 第4位 イスラエル 2.28%
  • 第5位 中国 2.66%
  • 第6位 香港 2.82%
  • 第7位 シンガポール 2.83%
  • 第8位 ヴァージン諸島 2.85%
  • 第9位 フランス 2.89%
  • 第10位 イギリス 3.21%
  • 第42位 日本 3.21%

データ:リーウェイズ株式会社

この不動産利回りと世界のマイナス金利状態を見ると、相対的に不動産が魅力的。特に台湾の高さは特筆!

事業投資でリスクを負うより不動産や金投資の魅力が高まっていることが資金流入を増やしています。先進国の銀行や国債金利はマイナスゾーンですからね。

原油価格の動向

カタールのアルサダ石油相が、4月17日にドーハで産油国会議を開催すると公表。約15か国が参加し、協調減産について話し合うことに。30ドル割れでは、シェール業者及びベネズエラ・ロシアなどが苦しくなることが判明。

ただ、イランの増産方針・価格回復による米シェールの復活を考えると、どこまで突っ込んだ内容を決定できるかは疑問。35~40ドルの水準辺りは、当面、居心地のいいレベルになる可能性。

この機会に金投資を始めて見たい方は、自分に合った金投資の方法をご検討ください。

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