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インドは、全国統一の物品・サービス税(GST)を導入予定で【ゴールドの輸入】が大幅に増加

インドは、州ごとにばらばらだった税制を統一するために、全国統一の物品・サービス税を2017年7月1日から導入予定。

中国の次に成長するであろうインドは、中央政府と各州で15以上の税制を持っていたことから、州ごとに異なる対応が必要でした。今回の全国統一税制施行で、ビジネスを行いやすくなり、成長が期待できます。二重課税や汚職を無くす効果も期待されており、インドが大きく変わるきっかけになるかもしれません。

一つ懸念されているのは、導入を急ぐことで生じる混乱やインフレ。いきなり制度が大きく変われば、帳簿・値札・価格などあらゆるものに影響を与えることは必至。

全国統一の物品・サービス税(GST)を導入予定

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2017年4月施行予定でしたが、7月に後倒しするなどで、できるだけ混乱を防ぐことを考えています。スズキグローバルコンサルティングにGSTの概要が詳しく紹介されています。

  • GSTに統合予定の税金の既存の納税企業
  • 全インドで年間取引額が200万ルピーを超える企業
  • 州を越えてモノ又はサービスを提供する企業
  • 一時的にインド国外からモノ又はサービスをインド国内に提供する企業
  • 上記要件を満たさないものの自発的に登録する企業
  • その他規定される特定企業

インド物品・サービス税(Goods and Service Tax – GST)概要

GSTの基本税率は5・12・18・28%の4段階。中小企業の準備は遅れている様子。ゴールドに関する税率はまだ決まっていない様子。続報が入り次第、更新いたします。

The GST rate for all but six out of the 1,211 items was decided on the first day, he said, adding the tax rate for items that would be decided tomorrow include gold, footwear, branded items and bidi.タイムズオブインディア

そのためか、2017年1-3月期に金輸入がインドでは大きく増加して253トン。WGCのソマスンダラム氏は、税制の変更や規制の影響で、今後の金輸入は大きく減少するのではという見解を示しています。金輸入の許認可制限などもあり、年間需要は650~750トンとの予想。

当初は、中小零細の金業者が事業継続リスクなどもあり、需要が減るとの予想が大筋。回復してくるのは9月頃ではないかと考えられています。

金のGST税率は3%と公表した模様。当初予想は5%だったことから金投資への需要にはプラス要因。

GSTN:インドGSTの申告・納税を管理するサイト

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