商品先物取引の金取引は、【最低単位:1,000g(1,000倍)】が基本でレバレッジを効かせて証拠金で取引できることが特徴。そして、今回の記事は、少額取引の金ミニが主役。
金先物取引だと、約10万円の証拠金で1,000gの取引をできますが、総取引額は500万円近い額だということを意識しなければいけません。詳しくは商品先物取引の売買と損益もご覧ください。
そこで、これだとちょっと取引しにくい・もっと少額から取引できないの?という方向けに開発された商品が【金ミニ・白金ミニ】。
これは、2007年7月からスタートした金の商品先物取引で標準的な取引の1/10となる100gから取引を行うことができます。
金ミニ・白金ミニのポイント
ミニ取引は、東京商品取引所で取り扱う商品先物取引で、小口投資家が取引しやすいように100gを取引単位にしています。
これなら手軽としてミニ取引は人気が高まり、商品先物取引に久しぶりに登場したヒット作。ちなみに、2013年2月12日より、東京工業品取引所は、東京商品取引所となりました。
●金(標準)と金ミニ
●白金(標準)と白金ミニ
ミニ取引は、取引単位を1/10に小口化したもので、現物の受渡ができない以外に通常の商品先物取引と大きな違いはありません。
現在(2013年6月)は、金と白金が取引対象です。
ミニ取引の金価格と証拠金
価格においても標準取引と同じように取引できます
取引に必要な証拠金も取引単位が小さいため少なくて済みますね。
金の標準取引1,000g(1枚)の必要証拠金が19.8万円に対して、【金ミニ】は、100g(一枚)に対し1.98万円。
標準取引の倍率が1,000倍=1,000gに対して金ミニは1/10の100倍=100gですから、必要証拠金も1/10で済みます。
約2万円の証拠金であれば、取引しやすいですね。
●エースCXオンラインの証拠金例:【2013年6月3日~6月14日(計算区域)適用】
※証拠金は、マーケットの状況により変動します。
普通のサラリーマンにとって金1kgの取引は少し荷が重いかも。証拠金の額もそうですが丸代金(取引総額)だと約400万~500万円に相当しますから。特に初心者がいきなり大口取引にチャレンジするのは「生兵法は怪我の元」。少額から慣れていきましょう。
金ミニは、少額の資金で金価格の変動差益を狙える
もし、少額で金投資を行ってみたい方は、金のミニ取引をご検討ください。金投資の中でも、価格変動の差益を狙いたい方におすすめの取引。商品先物取引会社に口座開設を行うことで取引可能。
FXと同じく、ロスカット制度も設定されていますから、損切りができないままズルズルと損失が膨らみ、追加証拠金の差し入れという事態も避けることができます。
金ミニなど商品先物取引の手数料比較:オンライントレードでは金価格が約1円動けば、利益が出る計算。