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2012年の世界金需要をWGCが発表しました。やや投資熱が減少

貴金属の調査機関、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は2月14日、世界の金需要(2012年)を発表しました。

2012年の世界の金需要は前年より4%減の4405トン。

ただし、年間の金需要量としては過去最高だった2011年についで二番目の水準。

2012年の世界全体における金需要の状況

・インドと中国で宝飾品の購入が減少。
・欧米で金貨や延べ棒への投資が落ち込む。
・宝飾品の総需要は3%減少。世界最大の消費国インドで落ち込み、中国でも通年で02年以来の減少。
・各国中銀による購入は年間を通して増加傾向が見られ、534.6ンと、48年ぶりの高水準になった。
・インドは864トン、中国817トン
・欧州債務危機のリスクが減少し金への投資熱が弱まる

2012年10月ー12月期の需要

2012年全体としては減少していますが、10~12月期の金需要は増加。

1195.9トン(前年同期は1151.7トン)と10~12月期としては過去最高を記録。

増加の要因は、インド需要が41%増加したことが要因。 WGCによれば、インドの需要は季節的な購入増に加え、輸入税の引き上げが予想されていたため年末にかけて拡大したとのこと。

WGCでは、インドと中国の需要は13年に増加するだろうと見ています。結果的には、2013年は金投資にとって幸せではない一年。

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