2017年の12月に金価格が急上昇した理由は、やっぱり北朝鮮?

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2017年の12月は、金価格が予想外の急上昇を見せました。米経済の好調や利上げを受けて米国の金利は上昇しており、セオリー通りならば、金価格は下落する方が自然です。

当サイトでも、金利を生まないゴールドは、金利上昇局面では下落しやすいと考えていました。米株価の好調も続いており、米株の下落を恐れてという形でもありません。

◆米国の2年債と10年債の金利 GMOクリック証券のFXネオ

長期金利の動き

2017年末の金価格上昇理由は?

いろいろと金価格上昇の理由を調べていると、北朝鮮リスクと先進国の低金利というキーワードが浮かび上がってきます。

日本で感じる以上に、北朝鮮リスクに対する警戒感危機感は欧米で相当に高まっています。2017年9月に、北朝鮮が水爆実験を行い、NY金価格が1300ドルを超えた時期に匹敵する上昇。この時も、米国が軍事作戦を展開するのではないかと恐れが広まり、金投資にマネーが動きました。

北朝鮮情勢の緊迫化で1300ドルを突破

◆NY金価格の日足チャート GMOクリック証券 2017年1月4日

NY金価格の日足チャート

豊島逸夫氏の記事によると株から金投資へと資金移動が見られたとのこと。ちょうど、リビアでパイプライン爆破が生じたために、原油価格も上昇しましたが、金・原油のコモディティへの資金移動が見られたとのこと。

リビア国営石油会社(NOC)の発表によれば、爆発の影響で生産量は日量7万-10万バレル減少する見通し。このパイプラインはワハ・オイルが操業し、原油をエスシデルに輸送している。ワハはNOCと米ヘス、マラソン・オイル、コノコフィリップスによる合弁会社。ブルームバーグ

2017年12月26日に生じたリビアのパイプライン爆破はテロと見られており、リスク要因。

先週、NY市場で株式ファンドから174億ドルの流出があったということです。これは2015年9月以来の規模です。株から金へマネー移動

これが、一時的な出来事なのか、中長期的な問題なのかは、この後の展開次第です。いずれ、株式市場から溢れたマネーがコモディティに向かう可能性は高いと思いますが、まだ時期尚早な気がいたします。

先進国経済が低金利から抜け出せないという考えがいまだ根付いている欧米の投資家が、低金利トレードに主に用いるのがゴールドであるということであり、もう1つは日本円がいわゆる安全資産ではないことに対して、金は地政学的な危機を理由で買われる安全資産 グローバルマクロ

地政学リスクと先進国が低金利ゆえに金が買われるという意見。FRBが悩むインフレ率が上がらないというミステリー。

インフレターゲット・リフレ・量的緩和は、結局のところ、実体経済に大した効果を生まなかった。それどころか経済をゆがめてしまい、量的緩和こそがデフレの元凶との指摘さえ出ています。仮想通貨の暴騰は、中央銀行への信頼が揺らいだからこそ生じたのではないでしょうか。

そのビットコインの上昇も終わりを見せている中、米国金利上昇に関わらず、上昇している金価格の動きは非常に気になります。北朝鮮リスクが抑えられれば、下落に転じると思いますが、下がったところでは、またもや買いが入ってくるのではないでしょうか。もし、北朝鮮がさらなる動きを見せれば上昇していく可能性があります。

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