日銀の黒田総裁の金融政策決定会合(4月4日・5日)で異次元の金融緩和が決定し為替相場が大幅円安!
NY金は、金6月限1552.4ドル、株価上昇による逃避買いの解消や、テクニカル悪化による投機売りで年初来安値を更新した。その後、ドル反落で地合いを回復した。
しかし、為替相場の大幅な円安で国内金価格は上昇です。
金価格(国内商品先物取引)
2013年4月5日の12時(フジトミ相場表)
金は、前日比88円高の4858円。白金は105円高の4831円です。他の商品価格も軒並み上昇。
金価格の日足
フジトミの日足チャート
4月4日には1g=4621円まで下落していた金価格は、5日に4869円まで上昇。
為替相場:ドル/円のチャート
ドル/円チャートの一時間足です。(GMOクリック証券)
日銀の金融緩和前は、92円台後半だったドル/円は円売り進行で翌日の4月5日現在97円台に突入しています。
為替相場と金価格の関係:日本国内の金価格は、円高で安くなり円安で高くなります。
金投資を行うにあたり為替相場がどちらの方向に向かうか注目です。ただ、今回の日銀の金融緩和で流れは円安方向に向いています。アベノミクスの目玉たる金融緩和でのインフレ誘導が本格的に始動。マネーを供給することで、景気が良くなるかもというムードを作り出してデフレを払しょくすることができるのかどうか。
長引くデフレの中、いくら利下げ・ゼロ金利を続けても一向に景気は良くなりません。途中にはITバブルなどもありましたがデフレスパイラルを退治する事は出来なかったのです。
壮大な実験が2013年4月に始まりました。
あと、気になるのは北朝鮮の情勢です。
日銀:量的・質的金融緩和