金価格が週末金曜日に大きく崩れました。
金は一時2011年7月以来の1500ドル割れ。白金も2012年8月以来となる1500ドル割れ。
金価格およびチャート
●商品先物の価格
●金価格のチャート(1年間)
●金価格のチャート(5年間)
長年維持し続けていたサポートラインを割り込んで下落しています。1500ドルの節目も割れることになりこの下げはきつい。
金価格の下落要因
米国で4月12日に発表された経済指標:「3月の卸売物価指数や4月のミシガン大学消費者信頼感指数」が予想以上に低下したことでインフレ期待が後退。
サポートラインとして注目を集めていた2011年12月29日安値1523.90ドルを割り込んだため、ストップロスを巻き込む売りの流れがさらに加速。
また、米国の金融緩和が2013年内に終了する可能性・キプロスの金売却問題・欧州危機の収束感などが金価格の急落要因になっています。
来週は、金投資にとってサポートラインを割り込んで下落していることもあり、FRBの金融緩和に関する話題に振り回される週になりそうです。
日銀の金融緩和にとっても、これからが正念場ですから為替・株式・金ともに注意しておきましょう。
また、ゴールドマン・サックスなどが金価格の見通しを引き下げています。