2019年のFRBはどう動く。クラリダ副議長の発言で潮目が変化。

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いよいよ世界経済のリスクが高まる中、2019年のFRB利上げ回数予想に注目が集まっています。クラリダFRB副議長は、利上げ減速を示唆する発言を行っており、景気サイクルの終わりが近づきつつあります。もし、金融危機&景気減速のダブルパンチに見舞われたならば、量的緩和の再開による金価格上昇の可能性が出てきます。

2019年の米国利上げは3回を予定中

株・金ともに、重要なターニングポイントとなる1年となるでしょう。

各金融市場の日足チャート GMOクリック証券 金相場は、1200ドルを維持も米株は下げています。 2018年11月26日

世界の株価

クラリダFRB副議長は、中立金利の2.5-3.5%に近いと指摘

2018年9月にFRB副議長に就任したリチャード・クラリダ氏。FRB内の利上げ慎重論を代弁する形で、11/16に、CNBCのインタビューに答えました。ここから金融市場の流れは変化。

  1. 景気過熱・冷やしをしない中立金利に近づいてる
  2. 中立的であることは理にかなう
  3. 世界的な経済減速を示唆する証拠がある

景気後退への警戒感を意識した内容。この発言から、米金利は、短期的に下落方向へと変化しました。

FRBの既存シナリオ

FRBは、2020年まで利上げを行い、政策金利を3.5%とするのが、現実的なシナリオ。しかし、中立金利を2.5-3.5%の中心値3.0%と考えるなら、もはや利上げは打ち止めにしなければならない。2018年9月のFOMCでは、2019年に年3回の利上げが予想されている。

米国のトランプ大統領の利上げに対して反対する可能性が高く、株式市場が崩れていけば、利上げをストップせざるを得ないでしょう。クラリダ副議長の役目も利上げを弱めるハト派の立場。

現状、FANG株はやナスダックをはじめ、米株式市場は、踊り場に入っている。常と同じく、実体経済の前に、金融市場が壊れかけている。それでも、FRBが利上げを続ければ、大きなクラッシュを引き起こす可能性は大。

◆アップルの月足チャート:これだけ大きく下げたので、上昇相場は終わったかも。かなりやばいと思います。

2018-11-26 17-26-07

ジム・ロジャース氏の金買いはまだ先

ジム・ロジャーズ氏は、金・銀の双方ともに、ショートポジションが積み上がっており、いつか反転すると予想。ただし、大きく金を買うのは、1,000ドルを切って下げたところ。今は、下落待ちの状態。

本来、利上げ局面で下がる金価格が下がらずに、1200ドルをキープできているからといって、株式の上昇サイクルが終わったとは言い切れません。そのリスクはありますけどね。さすがに、もう少し、利上げ局面は続きそうですから。

しかし、市場が小さいとはいえ、投機的資産の代表となりつつあるビットコインの暴落は、ラストリゾートとしての金の価値を高めるとともに、ハイリスク資産から資金移動しているとも言えます。

Fedは、保有資産の圧縮という金融引き締めを利上げとともみ行っており、バロンズでは、保有資産の圧縮は、米10年債の利回りを17bp引き上げるとともに68bpの利上げに相当するレベルと見ている。そうすれば、米ドル建ての資産や債権に大きな影響を与えるはずであり、米国以外の市場にとっては恐怖でしかありません。

世界経済減速の最大要因である貿易戦争は、中国通信機器のファーウェイ製品使用を控えるように、米国が同盟国に通達。さらに関税強化の可能性もあり、米中の対立は、何度も指摘しているように明瞭。経済戦争は、武器を使った戦争と違い、勝者と敗者は明確にはなりません。曖昧な決着まで、まだまだ時間がかかるでしょう。

現物の金を持っている場合維持。金相場で稼ぎたい方は、じっくりと買い場探しの時期到来。今後もクラリダ副議長の発言をはじめFRBには注意です。

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