米国の利上げサイクルは、2019年に終わる可能性あり!

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米国経済は、強いものの、あちこちにきしみが出ています。FRBは、パウエル議長・クラリダ副議長とハト派発言を行っており、2018・19年の年末年始に荒れた相場の火消しにやっき。いよいよ、米国の利上げサイクルが終わるかもしれません。金価格は、引き続き、じわりと強いまま。

2018-19年の年始荒れ相場で、利下げ確率が上昇

CMEのフェドウォッチによる利上げ確率では、年1回の利上げ確率が0%へと下がり、年1回の利下げ確率が36%へと急上昇する場面まであった程。

2015年12月に始まった利上げサイクルは、2018年12月までに9回の段階的利上げを行いました。そして、いよいよ利上げサイクルの終わりが見えつつあります。利上げから利下げに転換すれば、金価格には、プラス要因であることは、何度も書いている通り。

そして、アップルによる業績下方修正=アップルショックなどを受けたFRBのパウエル議長は、利上げに慎重な姿勢を見せています。

  • FRBは、柔軟な政策を進める。
  • 当局は、リスクに注意し、必要に応じてバランスシート政策を変更する。

クラリダ副議長も、2019年の利上げ回数が、2018年12月の2回から、少なくなる可能性をFOXビジネス・ネットワークとのインタビューで話しています。

両者の話から、2019年のFRBが辛抱強く柔軟な対応を取ることがわかります。そして、バランスシート縮小プログラムの変更を行う可能性があることも。

  • 利上げ停止
  • 利下げ開始
  • バランスシート縮小を変更

現在の経済環境は、英国のEU離脱を巡るゴタゴタ・米中の貿易戦争・米国の政府機関閉鎖など芳しくないものが次々に登場している状態。FRBによる金融引き締めは、徐々に実体経済を悪化させていくでしょう。大幅な株安は、金融機関やヘッジファンドの損失を明るみに出し、信用不安を掻き立てるリスクを抱えています。規制等を強めても、ハードルをくぐる・乗り越えて、必要以上のギャンブルをするトレーダーは多いはず。

2019~20年は、米欧ともに、以前のような経済成長率を達成できる可能性は、低く、利上げしにくい環境になるでしょう。

ゴールドマン・サックス:利上げサイクルの終わりを見越した2019年の相場予想

ゴールドマン・サックスは、1月5日の為替レポートで、米利上げサイクルの終わりを見越しての相場予想を早くも出しました。

  • 米ドルのショート:2018年12月のデータから、米ドルに下落余地。
  • 米株のショート:経済・企業収益は、堅調も短期的な調整の可能性。
  • 金価格の上昇:地政学要素の緊張で中央銀行の買い。資産を守るための需要。

今は、米株の大幅下落に対する調整で上げており、その分、金価格の調整もありそう。一方、ゴールドマン・サックスの指摘にある通り、地政学リスクの高まりが続けば、金投資への需要はどんどん増えていくでしょう。

まずは、FRBの利上げがストップということになれば、大きなサポート要因となります。さらに、利上げサイクルの終わりとなれば、欧米ともに、金融緩和のバッファーが少なく、大荒れの中で、資産を守る金への資金流入が期待できそうです。

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