香港空港閉鎖暴動・アルゼンチンデフォルト懸念でお盆に大荒れの金市場

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香港の暴動は、空港閉鎖・中国軍の香港進出など、歴史の転換点を迎えようとしています。さらに、8月12から14日にかけてのお盆休みに、海外からビッグイベントが登場して、金価格は上昇や下落と忙しい時を過ごしました。

香港空港閉鎖・アルゼンチンデフォルト懸念で金市場に影響大

  • 8月11日:アルゼンチン大統領予備選挙で、現職のマクリ大統領が、野党候補のアルベルト・フェルナンデス元候補に敗北。左派ポピュリスト政策への警戒感からアルゼンチンデフォルト懸念が浮上。アルゼンチンデフォルト懸念:ザイ
  • 8月12日:民主派デモ隊による香港空港集結による空港閉鎖。
  • 8月13日:中国への10%の追加関税を一部延期。12月15日まで延期予定

日替わりで強弱材料が登場し、金のスポット価格は、大幅に上昇したあとに下落。金先物のリアルタイムチャートはこちら

金をはじめとした金融市場は、アルゼンチンのデフォルト懸念でおののき、香港の空港閉鎖で恐怖に震えたあと、トランプ大統領の関税延期で、胸をなでおろすことになりました。

ほんとに、浮き沈みの激しい日々が続きましたね。

特に、今後の金価格に大きな影響を与えるのは、香港空港の閉鎖。

この抗議活動は表面上、犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを認める「逃亡犯条例」の改正案に反対するものだ。

香港に住む人の大半は民族的には中国人で、香港は中国の一部だが、香港人の大半は自分たちを中国人とは思っていない。BBC

香港人は、中国に吸収されるのか。シンガポールのような道を目指すのか大きな転換点に来ていると思います。BBCによると香港大学の調査で、自分は中国人だと思う香港の人は15%。18-29歳の回答者では、わずか3%と文化的・社会的・法的な違いが浮き彫りになっています。今回の逃亡犯条例の改正案が通れば、中国政府による香港統治・吸収の方向に向かうという見通しから、激しい抵抗が起きているということ。

一方、中国政府側は、台湾・香港の独立を認めることは、非常に困難な道。できうれば、中国政府の妥協によって平和的に解決してもらいたいものですが・・・

 香港民主派側・中国側の双方で情報操作の動きも出ており、予断を許しません。デモ隊が警官や記者を襲ったというニュース。中国の装甲車が集結など天安門事件の再来との声も出ているほど。  

香港の銀行から預金を引き出す動きなども出ているとのこと。金融のハブとして大きな役割を担ってきた香港市場は、正念場に立たされています。

香港では抗議活動の一環として、「香港と中国の資産売却」を目的に、香港の銀行から預金を引き出して海外の口座に移すよう、会員制交流サイト(SNS)やインターネット上で呼び掛けられている。実際に行われた場合、金融機関の流動性などに影響が出るとみられる。
金管会の顧立雄・主任委員(閣僚級)は、「預金の一斉引き出しが行われたとしても、台湾系金融機関の香港拠点は企業向けが主体のため、影響は軽微にとどまる」と指摘。リテール業務を手掛ける香港地場や外資大手の影響が大きいとの見方を示した。NNA

広瀬隆雄氏による香港の歴史と情勢解説。

悪い方の予想シナリオでは、米国・中国両方が門戸を閉ざす=孤立主義やブロック経済化⇒いつか来た道での世界不況のスタート。これになってしまうリスクは相当あると思います。

リスクオフ懸念で買われる金に対して、市場の混乱や期待インフレ率の下落が生じると金価格も下落に向かう。

結論としては、金価格は期待インフレ率が安定している限りはリスクオフで上昇するが、市場の混乱が実体経済に本格的に悪影響を及ぼし始めると下落してしまうということである。金価格上昇の落とし穴

そのあたりは、リーマン・ショック時の金価格の動きについて細かく書きましたので、お読みください。

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