都心のターミナルステーション周辺にある大規模リサイクルショップなどには、「貴金属買い取ります」の看板が出ています。家にあるものの使わない・余っているゴールドアクセサリーを買い取ると訪問や電話で営業をかける会社も多いと聞きますよね。
細菌は、CD屋さんや古本屋さんでも「金買います」の看板やチラシを見かけます。
目次
金買取ショップでの売買
金買取ショップは、「古物商」の免許を取って営業。古物商の営業・許可は警察の管轄で警視庁の「古物営業」のサイトを見ると申請方法などが分かります。
こういったお店で、使わなくなったアクセサリーを買い取ってもらうのは何の問題もありません。
本格的に金投資で「資産運用」を考えるなら他にも方法がたくさんありますが、アクセサリーなどを先物市場で売買はできません。そのため、日々の金価格と比べて売却すれば、そうそう問題は起きません。レートが悪い店は避けるために、何軒か比較するのがベスト。
毎日1g当たりの国内価格が公表され、これが店頭に表示されている店がほとんどです。
●金・白金の推移グラフと本日の相場
次に、金買取ショップでの注意点を見てみましょう
金を売る店を選ぶ時の注意点
金を売却する場合の注意点です。買取価格の明示をしていない店や多額の手数料・査定料などを取るお店の利用は避けましょう。できるだけ高い価格で売りたいですからね。
また、いきなり電話で買い取りまっせと勧誘してくる店も避けたい。後述する金の純度をごまかされないように納得いかない場合は断固拒否すること。
金を買い取る計算式
金買取ショップにアクセサリーなどを持ち込むと、以下の計算式で買取価格が決まります。
「商品に含まれる金の重量×その日の国内金価格-手数料」
金の純度:18Kと24Kの違いを知る
「商品に含まれる金の重量」ですが、アクセサリーに含まれる金は「24金(K24)=純金」から「8金」くらいまで種類があります。重さが同じでも、8金のアクセサリーなら含まれる金の量は24金の1/3しかありません。
純金は柔らかく高価なことから、日用品としては利用しにくく他の貴金属を混ぜて硬くするのが一般的。また、金を加工してアクセサリーにする場合、「K18(18金)=純度75%」が最も利用されます。
2013年1月10日の買取価格の例:金価格は毎日変動します。
金の純度(含有量) | カラット | 価格 |
99.9% | K24 | 4,400円 |
91.7% | K22 | 4,000円 |
90.0% | K21.6 | 3,930円 |
83.3% | K20 | 3,650円 |
75.0% | K18 | 3,360円 |
58.3% | K14 | 2,500円 |
41.7% | K10 | 1,740円 |
37.5% | K9 | 1,550円 |
金の純度は24分率で、99.99%以上を純金と呼びます。
また、ピンクゴールドやイエローゴールドなど合金の割合により金の種類は変化。
売却時の手数料や査定料
売買する際には、金の買取価格と売却価格の両方が表示されます。そして買取ショップは、その差額を利益とするわけです。
ただし、この売買価格は、変動しますので、確実に利益を上げるために、手数料や査定料といった名目で、別途の手数料を要求される場合があります。ここは、買取ってもらう時には、しっかりとチェックしましょう。
骨董品や芸術品としての価値
貴金属のアクセサリーやコインは、金としての価値以外に、芸術品・骨董品として価値を持つ場合があります。有名なブランドの限定製造品・古美術品・古いコインや小判などですね。
重さ以上に価値がある場合もありますので、そのような品物は、骨董商に鑑定や売買を依頼することになります。
金買取ショップの例
代表的な店舗をいくつかご紹介します。他にもたくさんありますのでお住まいの地域や街にもいくつかあると思います。