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アフリカ豚コレラの大流行で、中国の豚肉・インフレ・金価格がトリプル高に

中国では、アフリカ豚コレラの影響で、1/3の豚を処分するという大変な事態が起きています。これ・・・単なる豚への伝染病で済まない大きな問題になるかもしれません。食の恨みは恐ろしい・・・約14億の人口を養うのは簡単ではありません。

すでに、2019年のインフレ率は上昇し、8月は、前年比2.8%の高水準。この豚肉価格の急上昇によるインフレは、金価格を押し上げる可能性があります。

アフリカ豚コレラの流行で、インフレ率と金価格の上昇

金は、インフレ時に資産を守るインフレヘッジの役割を持つのが通説。インフレによる通貨安は、相対的にモノやゴールドの価値を上げることですからね。

中国の豚コレラ問題

ワールドゴールドカウンシルのリサーチマネージャー「レイ・ジア」氏は、中国のインフレ率と金価格の関係を研究してブログに公表してくれています。ワールドゴールドカウンシル:中国のインフレと金・豚肉

2002年以降、上海金取引所での金の年間名目収益率は、3%を超えるインフレ時の方がはるかに高い、

  • 3%を超えるインフレの年、金の収益率は平均17%
  • 3%以下の場合は、約6%

そして、2019年の中国は、インフレ率が上昇しており、年末に向けて、さらなる上昇が予想されています。なんといっても、豚肉が足りません。中国のCPI(消費者物価指数)は、豚肉の占める割合は、約3%だけ。

しかし、アフリカ豚コレラの流行で、2019年8月の食品価格は、前年比10%の上昇。なぜなら、豚肉価格は、46.7%の急騰で、物価高の主役。

中国でのアフリカ豚コレラの流行

アフリカ豚コレラは、ウイルス性の伝染病。中国での発生は、2018年8月3日が最初。そして、2019年9月17日に、韓国でも初めての感染が確認されています。日本に来るのも時間の問題な気がします。水際で食い止められれば良いのですが・・・日本の豚肉にとっても他人事ではない話。

何しろ、アフリカ豚コレラの流行で、処分された豚は、中国国内の飼育頭数の1/3(1億頭超)。

アフリカ豚コレラ

中国の豚肉市場は、世界最大規模で、世界の半分を占める規模。世界最大の人口を養うために、豚肉の需要は、21世紀に急上昇。最近は、他のタンパク源が増えたことで、需要が横ばいになっているものの、凄い量です。

豚肉の小売価格は、1年間に約70%上昇。

畜産農家は、豚を処分するだけでなく、新たな豚の飼育を中止せざるを得ない羽目に陥っている。特効薬がないため、新たな政策ができません。生産が完全に回復するには、5年以上かかる可能性があるとの予想も出ており、世界的な畜産体制に変化が生じる可能性があります。

欧米でビヨンドミートが人気なのも一理ありです。

農水省の情報によると、日本で発生している豚コレラとアフリカ豚コレラは別の病気。混在しやすいので、ご注意ください。

ただ、両方とも有効な治療法はなしというな状況。日本でのアフリカ豚コレラは、まだ発生していないものの、アフリカ・ロシア・中国などの状況から、警戒度の高い病気。

アフリカ豚コレラは、アフリカ豚コレラウイルスが豚やいのししに感染する伝染病であり、発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病です。本病は、ダニが媒介することや、感染畜等との直接的な接触により感染が拡大します。

本病に有効なワクチンや治療法はなく、 発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、我が国の家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられています。アフリカ豚コレラについて:農林水産省

一つ、安心なのは、いのしし・豚の病気で、人間への感染はしないとのこと。

豚肉上昇⇒インフレ⇒金価格上昇のトレンドになるか、今後の動きに注目です。

世界的な農業やインフレにも影響

こうなると、中国による豚肉をはじめとしたタンパク質の買い占めが起きる可能性があります。中国が世界中で、豚肉をはじめとした肉類を買いあされば、食肉価格の上昇やインフレ率の上昇が起きるリスクがあります。

ブラジルの鶏肉。欧州の豚肉・オーストラリアのラム肉などは、中国向け需要の拡大で、すでに値上がり。

米国は、貿易戦争による関税引き上げの影響で、まだ、大幅な値上がりには至っていないものの、今後の価格上昇が予想されています。米国大手食肉会社のタイソン・フーズは、今後の豚肉価格上昇を予想しています。

中国の豚肉生産が減れば、大豆の値段は下がりそうですが、その分、他地域でどのようにタンパク源をカバーするかで、インフレになりそうですね。牛・豚・鳥の順序で、生育に必要な飼料の量は少なくなります。牛肉が増えれば、必要な穀物が増えてしまいます。

中国の豚肉生産量

  • 2016年:1190億ポンド
  • 2017年:1200億ポンド
  • 2018年:1190億ポンド:豚肉消費量は、1220億ポンド(5530万トン)
  • 2019年:890億ポンド
  • 2020年:760億ポンド

フィッチ・ソリューションの予想不足量360億ポンド。米農務省の予想不足量130億ポンド。

データは、ウォールストリート・ジャーナルより

レスター・ブラウン氏の予測:誰が中国を養うのか?が現実になるのでしょうか。1220億ポンドの豚肉消費量は、欧州&米国合計の約2倍という莫大な量。

フランス革命やエジプトの革命を見ても分かるように、食料不足は最も切実。中国の豚肉不足が長引けば、世界中の豚肉・穀物不足が生じて、インフレが起きる可能性があります。インフレは金利高をもたらすため、単純にインフレ=金価格上昇とはいきません。しかし、中国では、人民元への不安から、インフレ=ゴールド上昇のセオリーが成り立ちやすく、金が買われる要因になると思います。

 

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