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トランプ大統領は、強い米ドルへと方向転換か?ドル不足の中で大丈夫か

トランプ米大統領は、2020年4月17日の記者会見で、米ドルは強い。強いドルは全体としてとても良いことだと語り、強いドル支持に転じた可能性を指摘されています。これを受けて、やや金価格は下げました。

過去を見ると、ドルが強いことはいいが、強すぎると製造業にとってまずい。ボーイングやキャタピラーなどが、国際競争力を維持できなくなるという見解。

新型コロナウイルス感染症(COVID19)パンデミック(世界的大流行)からの影響を懸念した資金需要でドルは3月に急上昇したが、これはドル建て債務を膨らませている新興市場にとってリスクだ。国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミストを務め現在は米カリフォルニア大学バークリー校教授のモーリー・オブストフェルド氏は「ドルの急激な上昇は多額のドル建て債務を抱える国に大惨事をもたらす恐れがある」と述べている。ドル安からの方向転換

米国での貿易優位を狙い、「米ドルが高すぎる・他国に比べて金利が高い」と言い続けていましたから、少し方針転換かも。米ドルが高くなれば、金価格は安くなるのがセオリー。さらに、NY金価格が1,800ドルに近づいたことや、安全資産を求める投資家が、高値を嫌ったためもあり、利食い売りに押されています。

しかし、金貨や地金製品の引き合いの強さもあり、金価格の根強さは続くでしょう。

HSBCの貴金属チーフアナリスト、ジェームズ・スティール氏は、低金利・金融緩和・財政支出が、続くため、金地金及び金相場の上昇は、長期化すると予想しています。

●各通貨ペアの日足チャート GMOクリック証券 2020年4月20日

 

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