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  1. 金価格・相場の予想
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オデイ氏の指摘する金保有の違法化は起きるのか?

欧州のヘッジファンド運用者、クリスピン・オデイ氏は、政府が、個人の金保有を禁止する可能性があるとの予想を話しています。もしも、そうなったら金投資家にとって、大打撃。インフレや紙幣が紙くずになった時にこそ、効果を発揮するのがゴールドですから、可能性は低くとも、この動きには、注意をしておきたい。

もちろん、クリスピン・オデイ氏自身、そうなると思っているわけではありません。彼のファンド「オデイ・ヨーロピアン」は、金の保有を拡大。ファンドの資産全体のうち、39.9%を金先物6月限に振り向けている程。

オデイ氏による金保有の違法化

オデイ氏の考える金保有違法化への道は、以下の通り。

「人々が金を買っていることに驚きはない。だが当局はどこかの時点で個人による保有を違法とする可能性がある」と指摘。その上で、「世界貿易のための安定した勘定単位を作り出す必要があると当局が考えた場合にのみ、そうした措置が講じられるだろう」と加えた。ブルームバーグ

つまり、現在の米ドル基軸通貨体制が崩壊し、別の通貨を作り出すような場合に、金保有が違法化される可能性があるとの指摘。

また、彼は、新型コロナウイルスによるロックダウンが終了する過程で、政府と中央銀行は、インフレコントロールに失敗するだろうと予想しています。インフレに対する当局の戦いは、敗北に終わるとの考え。

確かに、無限緩和を行うと、インフレが起きる可能性は高いですね。ただ、いくらお金を増やしても、需要も減少しています。オフィス需要・旅行需要などの回復が遅れる以上、そう簡単にインフレにならないような気がいたします。それこそ、マスク不足で、一時的にもマスク価格が、50枚=700円前後から5,000円に高騰しても安倍政権が生産したアベノマスクで、あっというまに値崩れしました。

オデイ氏の相場感は、もともと、リスクに対する弱気。2016年のブレグジット時は、景気後退とインフレ率の上昇で、英国株が、80%下落する可能性ありと予想していましたからね。この予想は、外れたと言っていいでしょう。

Odey Asset Management

その点、金保有の違法化がそう簡単に起きないと思います。ただし、過去の例を見るに、100%無いとは言い切れません。大恐慌においては、ルーズベルト大統領による金保有の違法化・没収が実行されましたから!

当時は、金本位制の元、デフレ退治を目的に、金の没収が行われました。その点、現在とは、状況が違うといえるでしょう。

金保有の違法化:実現するとしたらそのシナリオは?

もし、同じようなことが起きるとしたら、新型コロナウイルス回復後も、景気は戻らず。中央銀行の量的緩和で株価などの資産価格だけが上昇。その過程で、金価格も大幅に上昇。世界的に、通貨に対する信頼が損なわれる気配が出てくる。格差の広がりに対するポピュリスト運動が強くなり、各国でポピュリスト政治家が政権を取り始める。高所得税や資産家の資産を没収して、福祉を行う政策を実行。その一環として、金を没収して、財源にするというシナリオが考えられます。

もっとも、こうなる前には、多くのハードルがありますから、そう簡単には実行できないと思います。

 

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