米国株式は、新型コロナウイルスの流行後、大衆の参入で投資ブームになっています。昔から、靴磨き少年がトレードをしはじめると相場は終わりと言われています。その点だけを見ると、今の株式投資ブームは危うく見えますね。
コモディティ投資の専門家デニス・ガートマン氏のように、株式相場は、ピークの兆しと警戒感を出している人もいます。
米株式投資ブームは、デビッド・ポートノイ氏の登場でピークを迎えるのか
ガートマン氏は、大量の個人や道化が市場に流れ込んでくるのはこれが最初ではないと話す。2000年、1987年、1972-74年にも同じことが見られたとして、警戒している。株式相場ピークの兆し
米株価は、新型コロナウイルス後の高値から少し下落。膠着状態。
●S&P500の週足チャート GMOクリック証券 2020年7月1日
デイトレーダーのニューヒーロー、デビッド・ポートノイ氏が、バフェット氏は偉大な人物だが、今は、私がキャプテンだと宣言。
I’m sure Warren Buffett is a great guy but when it comes to stocks he’s washed up. I’m the captain now. #DDTG pic.twitter.com/WqMR89c7kt
— Dave Portnoy (@stoolpresidente) June 9, 2020
デビッド・ポートノイ「David Portnoy」:ウィキペディア
:アメリカのインフルエンサーで、スポーツやエンタメ系の人物。エンタメやスポーツが、コロナでダメなので、株のデイトレーダーに転身。さすがに、バフェットではなく、俺がキャプテンだとまで言うのは、調子にノリすぎだと思います。株式投資は、いいことばかりではありません。とはいえ、いつか来るであろう、大損を上手く乗り越えることができれば、新たなニューヒーローになる可能性もありますからね。
株式投資ブームは、2021年も続く
ただし、株ブームの根本にあるのは、FRBによる大量の資金供給。ワクチンが開発されるかどうかが、ベストシナリオorワーストシナリオの鍵。夏を越し、晩秋から冬にかけての第二波が、怖いところ。現在、米国で生じている第二波よりも怖い可能性がありますね。
それどころか、FRBが市場に供給した前例のない規模の流動性により、2021年の市場にブームが訪れると予想する。教授は3月の安値が底だったと予想する一方、ワースト・シナリオも想定している。
「もしも10月に第2波がやってきて、治療法もワクチンもない場合だ。スペイン風邪では第2波が第1波より過酷だった。
結果、再び完全なシャットダウンが実施される。・・・それが起こるとは思わない。」
ジョーカー的投資ブームという意見も。いつ仕事がなくなるかわからないという恐怖の中、賃金と投資の格差に気づいた大衆が、必死に株式投資にチャレンジしている姿が、米国の株式投資ブームの正体なのでしょうか。であれば、猫も杓子も株式投資に浮かれるバブルのピーク的姿とはだいぶイメージが違います。
いまの投資ブームは「ジョーカー的投資ブーム」……暗い世相を反映している。 pic.twitter.com/G1vP4saLeL
— じっちゃま (@hirosetakao) June 30, 2020
●金スポット GMOクリック証券のCFD
金の週足チャート:上昇トレンド継続中であり、金価格の上昇には、逆らえない。1700ドルが、定着し、1800ドルを安定して超えていくかどうか。株式が暴落すれば、換金売りによる金の下落もありえます。株と金をあわせて見ていきましょう。
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