ロシアのコロナウイルスワクチン開発及び米長期金利の上昇で、金価格は、調整安。NY金は、1,900ドルをはさみ、調整安と押し目買いで、荒い値動きが続きます。
ロシアは、プーチン大統領が、娘に接種したと発表。安全性に疑問があることから、どんでん返しもありえるかもしれません。
ロシアのコロナワクチン開発で、乱高下する金価格
ここまで、強い上昇トレンドを描いていたNY金相場。さすがに相場が加熱していましたので、調整の動き。ただし、まだ、上昇トレンドを維持しており、安易な売りは注意したいところ。
ロシアのコロナワクチンについて
なぜ、こんなにはやく、ロシアがコロナワクチンを開発できたか。臨床試験をすっ飛ばしたのと、アストラゼネカへのサイバー攻撃という2つの説をご紹介します。アメリカのコロナワクチンは、まだ実用化されていませんしね。
モデルナ、コロナワクチン1億回分供給で米政府と合意-約1600億円 https://t.co/bnRCfitcBa
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) August 12, 2020
コロナワクチンを承認したロシア。臨床試験第三段階を飛ばしており、安全性を疑問視する声も強く、また軍人に同意なしに臨床試験を行った疑惑も。プーチン大統領は自分の娘も接種したとアピール、医療関係者らへの接種がまもなく始まる予定だが、市民の間では不安がる声も。https://t.co/EH8WYjZcxo
— 詫摩佳代 Kayo TAKUMA (@Takuma_Kayo) August 12, 2020
ロシアのワクチンはアストラゼネカのものに似ているそうです。それはそうですよね。アストラゼネカをサイバー攻撃して手に入れたデータが元になっていますから。 https://t.co/zbmTfvMDUm
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) August 12, 2020
調整で売られた金
ロシアのウイルス開発ニュースを受けて、金は売られて、国債利回りは上昇。金が下落した最初のきっかけは、金曜日に、SPDR Gold Sharesが、3億8,200万ドルの流出を報告したこと。ブルームバーグでは、CFRAリサーチのトッド・ローゼンブルート氏の意見として、2020年に生じた資金流入と金価格上昇から、投資家は利益を得るため、永久に資金を集めるファンドは存在しないと指摘。
米中対立激化や世界的な金利低下の動きが続く今、金の調整はあっても、ダウントレンドへの転換は考えにくいところです。
志摩力男氏も、買われすぎ後の調整について、記事を書いています。
買いの主役は、先進国のETF(上場投資信託)需要。要は、先進国の資産家が、超金融緩和と米中対立というロジックから導き出したリスクヘッジ投資です。 しかし、金が「安全資産」とはいえ、これはこれで投機です。買われ過ぎの後は、調整がきます。今回の調整のきっかけは、米長期金利(米10年債利回り)が少し上昇したからです。上昇したと言っても、0.50%前後から0.65%前後へと、0.15%程度上昇しただけです。ザイ:金の調整について
SPDR GOLD
12日 -7.30トン
11日 -4.19トン金ETFの利食い売りは寧ろ12日の方が強め。
— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) August 12, 2020
金は高値1,961.00ドル、安値1,874.20ドル。まだ大荒れです。下髭が少し長めになっていますね。 pic.twitter.com/8HH85hLIQ4
— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) August 12, 2020
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