2020年12月米雇用統計は悪化。予想のプラスに対して、-14万人と大幅悪化。世界中で、ロックダウンや寒波&LNG火力不足による停電が起きている中、リスク警戒感が強まっています。本来なら、リスクオフによる金価格上昇となってもおかしくないところ。
現在、キャッシュ化の動きと株及びビットコインへと資金が動いていることから、金をはじめとした貴金属相場は下落しています。
世界的なロックダウンの動きで株&ビットコインが高い
2020年12月米雇用統計は、予想より大幅に悪化。
【経済指標速報】
🇺🇸米雇用統計の結果です✍️
非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回る🌧️22:30発表
🇺🇸12月非農業部門雇用者数変化
結果:-14.0万人🔥
予想:+7.1万人🇺🇸失業率
結果:6.7%
予想:6.8%🇺🇸平均時給(前月比)
結果:0.8%
予想:0.2%🇺🇸ドル円は103.90円から104.0円まで上昇📈
— みんなのFX|トレイダーズ証券 (@Min_FX) January 8, 2021
【速報】12月 米雇用統計
・雇用者14万人減
――市場予想は7.1万人増
――4月以来の低水準
・失業率6.7%
――市場予想は6.8%
・コロナ拡大で店舗営業などの規制強化広がる
・経済対策・金融政策に影響も pic.twitter.com/kqzsIf4sdQ— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 8, 2021
米長期金利の上昇で、株高、金銀安の動き。VI指数も下落。
●金銀のスポット価格:日足チャート 2021年1月10日 GMOクリック証券
2021年に入り、起きているイレギュラーな相場。いよいよ、金融相場全体に、何かが生じる兆しだと思います。
FRBによるテーパリングへの言及が始まったのは、2013年を彷彿させる動きです。何度かお伝えしているように、これは、金価格下落の動きに繋がります。
利回り上昇への直接的な言及は、リッチモンド連銀総裁だけかな? 『景気や物価の改善を意識した「リフレトレード」の一環』
>米FRB当局者、最近の国債利回りとインフレ期待上昇を評価 https://t.co/N70wcZ5HOl— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) January 8, 2021
米雇用統計NFPは市場予想の7.1万人増に対して、14万人の減少。ゴールドの買い材料のはずですが、キャッシュ化の波には勝てず。世界中がロックダウンに近い状況で、株式市場に資金が集まり、ゴールドから資金が逃げるというもはや従来のリスクオン・リスクオフでは理解できない動きです。 pic.twitter.com/U6Zms7XS3A
— Bruce Ikemizu (@BruceIkeGold) January 8, 2021
株価はテスラバブルか?
米長期金利は、1%を超えてきたため、本来なら株価が下落してもおかしくないところ。株価は、テスラが引っ張るテスラバブルになっているとのエミン・ユルマズ氏の意見。これは納得できるところ。
テスラバブルが崩れるまでこの茶番をやり続ける気ですが、チューリップバブルよりひどくなっているからチキンレースに突入。あの出来の悪い、デザインがださい車が何台売れると思っているのでしょう。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) January 8, 2021
メタル、急落。昨年3月のようなキャッシュ化の動きとなっています。米長期金利が1.1%を超えて上昇していること、それによりドルが上昇していること、ビットコインへの資金移動が止まらないこと、FRB関係者からQE縮小時期に関する発言が出始めたこと。多分これが一番大きい。これはまさかの展開。 pic.twitter.com/WbsAQnZ8j7
— Bruce Ikemizu (@BruceIkeGold) January 8, 2021
バイデンが3兆ドル刷るというニュースでドルが上昇しました。アメリカは化け物です。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) January 9, 2021
同じことが80年代の日本についても言われていたけど、バブルを作ってから弾けさせて日本を無力化しました。中国バブルも崩壊しかけています。10年後に中国は恐ろしく弱体化していると思います。 https://t.co/2Eq4Ft1b9C
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) January 9, 2021
シティのチーフエコノミスト
・シティのパニック・陶酔モデルがドットコム(1.5)を大幅に超える1.83に。今後1年間で株式市場が下落する確率は100%だ!
・イールドギャップ(株式益回りと長期金利)は40年平均からみると割安、今後1年間で株式市場が上昇する確率は88%だ!いい感じに煮えてきた! https://t.co/6uGH9lwSps
— 日野秀規(個人投資ジャーナリスト) (@kujiraya_fp) January 10, 2021
◆米長期金利 上昇続く
米10年債は8日、1.12%と10カ月ぶり水準に上昇。Blue Waveを起点に動きが大きくなっています。いまのところ株価への逆風とはなっていませんが、低金利はこれまでの金融市場の大前提。FRBの動向を含め、アンテナを伸ばしておいた方がよさそうです▽日経https://t.co/tvt8hQx2jk pic.twitter.com/YrWXg6GT05
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 8, 2021
金価格にとっては、正念場。リスクオフによる現金化の動き。長期金利の1%超えての上昇。これは、金のファンダメンタルズを弱気にさせる要因です。
今週の米国債利回り上昇による米ドル高は、金銀相場を下落させています。金は、金曜日(2021年1月8日)に1900ドルのレベルを下回りました。
一方、バイデン政権と民主党のブルーオーシャンによる財政拡大は、ドル安や金相場高に繋がります。
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