さて、金価格に大きな影響を与えるインフレ率。去年から少し気配はありましたが、そろそろじわりと警戒感が出てくるレベル。
2014年以来の水準にまで来ました。物価が大きく上昇していけば、FRBの緩和姿勢も見直す必要が出てきます。そうなると、現在のゴールドや株式を取り巻く情勢は、大きく変化します。
原油や穀物なども上昇し、期待インフレ率が2014年以来のレベルに
2014年以来のレベルにまで、期待インフレ率が上昇しており、金融政策の変化も視野に。平均物価目標を取り入れているため、すぐにということはないと思います。しかし、市場で話題になるだけで、金価格・株式などは下げるリスクがあります。
◆インフレ懸念強まる
・予想インフレが18年の水準を突破し、6年半ぶりの高水準
・コロナ収束期待&経済対策&金融緩和で
・FRBは多少の物価上振れは静観の姿勢(平均物価目標)だが、高インフレが続けば緩和修正も
・23年までのゼロ金利継続は現時点の「見通し」。「約束」ではないため経済情勢次第 pic.twitter.com/LsDo6nzhoB— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 6, 2021
US10-Year Breakeven Inflation Rate🇺🇸
米期待インフレ率が2.21%台まで上昇
(2014年以来の高水準)イールドカーブはスティープ化
→市場参加者はコロナ後の景気を楽観視インフレ、貨幣の希釈、コロナ収束
→リスク資産の上昇は継続濃厚?※長期金利の上昇に注視#日経平均 #Bitcoin pic.twitter.com/Qe2R6NMJGU
— kazuki (@tkzk78) February 8, 2021
市場関係者らが予想しているとされる物価上昇率。「予想インフレ率」(予想物価上昇率)とも呼ばれます。市場関係者に対する調査などを基に算出するほか、利付国債と物価連動債の利回りの差であるブレークイーブンインフレ率を期待インフレ率とみなす場合があります。日銀が2013年4月に決定した量的・質的金融緩和は、予想物価上昇率を上昇させることによってデフレから脱却することを狙いとしていました。時事通信
米国市場まとめ
ADPやISMなどの強い経済指標、追加刺激策への期待、オイル上昇、コロナ感染者減少トレンド等を要因に期待インフレ率が上昇→名目金利上昇。30年は1.9%を突破。VIXは22.91まで低下。週末の雇用統計が強い場合、10年債利回りは1.2%をチャレンジか。市場のテーマは再度リフレトレードに。 pic.twitter.com/QjVdhNGwCS— tomo🇺🇸🚀イールドカーブとの戦い (@popo_hamu_s) February 3, 2021
金よりもビットコインが買われる展開
期待インフレ率が2.2突破したの、2014年中旬以降ではじめてだから7年ぶり。そりゃビットコインも上がるよな。(過熱気味だけど)
— Toru Sasaki (暗号通貨&ゴールド好き) (@CocostaGeekend) February 6, 2021
原油強いな。週明けで更に1%高。足元の需要は不安定だが、いずれにしても需給リバランスに成功するとの自信。買い遅れリスク警戒。RSIも77.76ポイントで調整入るでしょうが、浅いか? pic.twitter.com/69cgRMNppx
— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) February 8, 2021
*U.S. 10-YEAR TIPS BREAKEVEN RISES TO 2.112%, HIGHEST SINCE 2018
期待インフレ率が上昇し、ドルが売られ、株が買われ、金利が上昇。イエレン財務長官のお言葉がリフレトレードを促していますね。
— Big Daddy (@BigggDadyy) January 19, 2021
株、「警戒」の買いで上昇 近づく米インフレの壁 スクランブルhttps://t.co/jilpX8nrfg
— 日経電子版 マーケット (@nikkei_market) February 8, 2021
ただし、現在、金価格よりもビットコイン上昇の勢いが強い。
「金のパフォーマンスを凌ぐビットコイン、優位性の高まりか」bitbank寄稿の週次市況https://t.co/JPWQqVijRq pic.twitter.com/IrD7HWAnID
— CoinPost -仮想通貨情報サイト-【iOS版アプリリリース】 (@coin_post) February 7, 2021
“実質金利=長期金利-期待インフレ率”
実質金利↘️で金価格⤴️するといいな😃
でもブルーウェーブと長期金利の急上昇は株価特にハイテク株は⤵️かも🤮
$TECLは逆指値入れとこう。— 🇺🇸米国株サイクリスト🚴♂️ (@dheki6s) January 6, 2021
この記事へのコメントはありません。