2022年1月のFOMCがついに終わりました。市場の予想通りとはいえ、FRBは、インフレ進行を強く警戒している様子。利上げは、3月からスタートしそうです。ただ、様々なリスクを警戒して、金価格や実質金利は、大きな変化なく
2022年1月のFOMCは、利上げ路線も、金価格はキープ路線。
- 3月から利上げスタート
- 利上げは、まもなく適切になる
- 資産の圧縮(QT)は、利上げ後に開始
- テーパリングは、3月上旬に終了
当たり前ながら、様々な面で、これからデータを確認しながら、利上げを進めていく方針。
――利上げに踏み切るが、先々のリスクは。
私も含めたほとんどのFOMC参加者がインフレをリスクとみている。高インフレが長期化し、さらに加速するリスクもある。ただ、これが基本ケースと考えているわけではない。インフレが高止まりした場合を含め、私たちは様々な事象に対処できるようにしておかなければならない。
新型コロナは終わったわけではない。今後も進化を続け、景気減速につながる可能性がある。サプライチェーン(供給網)の問題が経済活動を鈍化させる可能性もある。中国の新型コロナに対する強硬策が、さらなる供給網の混乱を引き起こすことも考えられる。さらに、東欧で起こっている(ウクライナを巡る)問題もある。私たちは多くのリスクがあることを忘れてはいけない。日経新聞:1月FOMC
株価は、下落方向に。金価格も少し下落、1820ドル前後に。
◆FOMC後、株安に
右上のチャートの通り。朝はナスダックが2%高とリバウンドしていましたが、FOMC後は失速し、前日終値なみに。パウエル議長の会見で利上げペースに言質を与えず、タカ派的との受け止めとなり、長期金利が上昇しました。
★FOMCのポイントについては1つ前のツイートでまとめています pic.twitter.com/Bih5HFIrEN— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 26, 2022
◆FOMCまとめ
3月利上げの事実上の予告など、ほぼ市場予想に沿った内容でした。ただ、パウエル議長の会見ではインフレ抑止を強調、利上げペースについて言質を与えなかったことがタカ派的とみなされ、株安・長期金利上昇につながりました。のちほどマーケット反応の一覧もツイートします pic.twitter.com/PWu3J2JPcx— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 26, 2022
量的緩和を3月終了、まもなく利上げが適切、物価の安定に全力――。FRBのパウエル議長は会見で失業率低下など労働市場改善を評価し、インフレ抑制に向けた金融引き締めへの政策転換をにじませました。https://t.co/OpZT0D7V99
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 26, 2022
【要人発言】
🇺🇸パウエルFRB議長の発言まとめです pic.twitter.com/nmvIrL4ixO— みんなのFX|トレイダーズ証券 (@Min_FX) January 26, 2022
インフレ予想:
Gallup サーベイ79%の回答者は
今後6か月にわたりインフレは上昇すると
うち50%は凄く上昇すると https://t.co/Xtg2aLEoCD pic.twitter.com/9NppfN4KSy— Gold River (@Goldriver2020) January 26, 2022
FOMCと金価格
やはりウクライナ情勢の影響もあるのか?原油に金価格が高騰を続けている。
荒れる株式、下がらぬ金 ETF残高5カ月ぶり高水準: 日本経済新聞 https://t.co/uWkx8IELDy
— 🇯🇵有栖川すばる🇯🇵 (@mizuki_f1) January 26, 2022
#XAUUSD
企業向けコンサルディング会社が、金価格が短期的に不安定な状態が続くとコメント。
金価格に影響を与える主な要因は、緊張によるリスク回避、FRBのテーパリング期待による国債利回りの上昇、ヘッジファンドがネットロングポジションを減らしていることである。#frb #fomc pic.twitter.com/DNwY5APPsV— WikiFX ーFX専用VPSが月額120円で使えます!ー (@WikiFXJP) January 25, 2022
「SPDR GOLD SHARES」は+1.16トン。
金ETF市場への資金流入は維持。— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) January 26, 2022
無事8万キロ地球2周目達成。今朝はパウエル議長の会見を聞きながら走ってました。サプライズは無しでしたが長期金利は1.87%まで大きく上がってゴールドは1820ドルへ下落。 pic.twitter.com/XGNvCfAiQl
— Bruce Ikemizu (@BruceIkeGold) January 26, 2022
金価格に最も大きな影響を与える実質金利の大幅な上昇はなく。
実質金利と株価:
黒:10年債 利回り:1.867%
赤:10年 Breakeven Inflation:2.38%(11/15:2.76%)青:実質金利:
08/03:-1.21%
11/09:-1.20%01/21:-0.57%
01/24:-0.61%
01/25:-0.63%
01/26:-0.51% pic.twitter.com/ilMKnAUqYO— Gold River (@Goldriver2020) January 26, 2022
ウクライナ情勢の悪化で、ロシアが主生産国のパラジウムが急上昇。それに引っ張られたプラチナも上昇。
この間、銀は前日終値比0.5%安でトロイオンスあたり23.77ドル前後を推移していますが、プラチナは1048ドルと1.7%高で前日終値比も上回って推移しています。
これは、ウクライナ情勢で供給懸念が広がっているパラジウム価格が急騰していることからも、プラチナは引き上げられている模様です。 pic.twitter.com/w8hOQzhjVt
— Gold.BullionVault.jp (@BullionVaultjp) January 26, 2022
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