米国のナンシー・ペロシ下院議長が、2022年8月2日、台湾を訪問するとの話が浮上。地政学リスクからリスクオフの動き。金価格も上昇しています。
台湾を認めていない中国側にとっては、自国の領土内を歩かれるようなもので、彼らのメンツにかかわる事態。
しかし、現状、中国側に勝算がないことから、ペロシ氏の乗る飛行機を撃ち落とす・台湾侵攻など本格的な有事になるリスクは低いと思います。
ナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問でリスクオフ
台湾問題浮上してきたが、本格的な戦争にならないはず。何故なら、米軍厳重警備の中、人民解放軍に勝算なしからだ。台湾有事、必ず起こるが、真珠湾攻撃のような奇襲作戦でないとあり得ない。
— 陳まさと@ブルベアFX (@chinmasato) August 2, 2022
ドル/円の見通し:130円台への続落も🇺🇸🇯🇵
米下院のペロシ議長は本日、台湾を訪問して政府当局者らと会談を行う見通し。中国側は、ペロシ議長が訪台すれば「必ず報復措置を取る」と強く警告している。米中の対立がリスク回避の円買いに繋がる可能性もある。
▶https://t.co/VvxkoMX2NS pic.twitter.com/iYhTpZYKHO
— 外為どっとコム (@gaitame_com) August 2, 2022
ゼロヘッジによるペロシ氏が台湾を訪問した際の中国軍のアプローチ。
1.金門島や澎湖諸島の占領。台湾海峡の一部を封鎖
2.台湾経済への干渉。台湾海域への侵入といった嫌がらせ→台湾軍と中国軍の衝突リスクあり
3.サイバー攻撃&空海の完全封鎖
4.本格的な侵攻。一部地域の占拠
5.空海の完全封鎖&占領
こちらは、かなり厳しい軍事シナリオ。中国軍側が、これを実行すれば、米軍側も黙っておらず、本格的な戦争に向かうことになります。
こちらのシナリオが実行される可能性は低いでしょう。金価格や金融市場も、中国の台湾侵攻までは織り込んでいません。
ペロシが台湾を訪問した場合の中国軍の対応について、5つの現実的なシナリオを示した。 https://t.co/N9DNCUwOjN
— zerohedge jpn (@zerohedgejpn) August 1, 2022
米軍はペロシの台湾訪問で警戒態勢に。ペロシの飛行機が中国に撃墜されないように戦闘機でエスコートするとのこと。空母も台湾周辺に集結。https://t.co/cGAe2BI0bH
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) July 28, 2022
天安門事件でのペロシ氏の行動。中国側にとって、この天安門事件ほど、指摘・思い出したくない事件はありません。
当時下院議員4年目だったペロシ氏は超党派的議員訪問団の一員として北京を訪問した。当時ペロシ氏は中国政府の許可なく、同僚議員および米国記者とホテルをこっそりと抜け出して天安門広場に走って行って小さなプラカードを取り出して広げた。
そこには「中国の民主主義のために命を捧げた人々に」と記されていた。2年前の1989年、この広場で起きた反政府デモを流血鎮圧した「天安門事態」当時に亡くなった学生と市民を追悼する突発行動だった。
瞬時に警察が取り囲み、追撃選が始まった。ペロシ氏は後日、米地域新聞SFGATEのインタビューで「私は走って逃げた」としながら「同僚議員は若干暴力を振るわれたりもした。カメラを持っていた記者はもっと悪い待遇を受け、拘禁されたりもした」と回想した。中央日報
ただし、今後も定期的に台湾について、米欧と中国の駆け引きは続きそうです。その度に、ゴールドと金融市場は振り回されるでしょう。
おほぉ!
🇬🇧イギリスの下院外交委員御一行さま、今年末(おそらく11月か12月初旬)に🇹🇼台湾訪問を計画
今年初めに予定されていたが、メンバーがコロナ陽性になったため延期になってた。トゥーゲンハート下院外交委員長が率いる。https://t.co/sg2UBQVuZT
— Tomo (@Tomo20309138) August 1, 2022
NY金価格は、地政学リスクの高まりとスタグフレーション(リセッション+インフレ)のリスクで上昇。
金は200日移動平均線まであと50ドル。まぁ、ドル主導だと円建て金は動かないんだけど…。
FOMC後の米金利低下+ドル安の支援続く。ペロシ下院議長の台湾訪問を巡る動きも、少し緊張感を高めているかといった状況。「SPDR GOLD SHARES」残高は横這い。 pic.twitter.com/7VL9QkKgAu
— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) August 1, 2022
韓国の尹大統領は、ペロシ下院議長と会わない。
崔さん、情報ありがとう。これは酷いな。尹大統領の支持率急落も異常ですね。少しでも常識的に日本に対応しようとしただけで、猛批判に曝される。対日外交の不評があり、ペロシにもこうなったのでしょう。もうダメかも知れんね。 https://t.co/cuIlgJRQJY
— 西村幸祐 (@kohyu1952) August 4, 2022
中国のミサイル発射。中国軍は、台湾を包囲するも大きな問題にまでは至らず。
1 .中国は、本日15時頃から16時過ぎにかけて9発の弾道ミサイルを発射した模様です。
そのうち5発が我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したものと推定されます。https://t.co/GIqSsRacBr pic.twitter.com/I2Nb4V6knG— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) August 4, 2022
台湾戦争(台湾有事)が発生すると、アメリカが介入して、日本も自動的に巻き込まれるので、GDP世界1位、2位、3位の国が戦争状態という、歴史上かつてない事態になるという解説。 pic.twitter.com/fCOaA1QTxZ
— dirG (@Dirg_rocketdyne) August 4, 2022
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