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ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問で、米中対立の地政学リスクが高まる!

米国のナンシー・ペロシ下院議長が、2022年8月2日、台湾を訪問するとの話が浮上。地政学リスクからリスクオフの動き。金価格も上昇しています。

台湾を認めていない中国側にとっては、自国の領土内を歩かれるようなもので、彼らのメンツにかかわる事態。

しかし、現状、中国側に勝算がないことから、ペロシ氏の乗る飛行機を撃ち落とす・台湾侵攻など本格的な有事になるリスクは低いと思います。

ナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問でリスクオフ

ゼロヘッジによるペロシ氏が台湾を訪問した際の中国軍のアプローチ。

1.金門島や澎湖諸島の占領。台湾海峡の一部を封鎖

2.台湾経済への干渉。台湾海域への侵入といった嫌がらせ→台湾軍と中国軍の衝突リスクあり

3.サイバー攻撃&空海の完全封鎖

4.本格的な侵攻。一部地域の占拠

5.空海の完全封鎖&占領

こちらは、かなり厳しい軍事シナリオ。中国軍側が、これを実行すれば、米軍側も黙っておらず、本格的な戦争に向かうことになります。

こちらのシナリオが実行される可能性は低いでしょう。金価格や金融市場も、中国の台湾侵攻までは織り込んでいません。

天安門事件でのペロシ氏の行動。中国側にとって、この天安門事件ほど、指摘・思い出したくない事件はありません。

当時下院議員4年目だったペロシ氏は超党派的議員訪問団の一員として北京を訪問した。当時ペロシ氏は中国政府の許可なく、同僚議員および米国記者とホテルをこっそりと抜け出して天安門広場に走って行って小さなプラカードを取り出して広げた。

そこには「中国の民主主義のために命を捧げた人々に」と記されていた。2年前の1989年、この広場で起きた反政府デモを流血鎮圧した「天安門事態」当時に亡くなった学生と市民を追悼する突発行動だった。

瞬時に警察が取り囲み、追撃選が始まった。ペロシ氏は後日、米地域新聞SFGATEのインタビューで「私は走って逃げた」としながら「同僚議員は若干暴力を振るわれたりもした。カメラを持っていた記者はもっと悪い待遇を受け、拘禁されたりもした」と回想した。中央日報

ただし、今後も定期的に台湾について、米欧と中国の駆け引きは続きそうです。その度に、ゴールドと金融市場は振り回されるでしょう。


NY金価格は、地政学リスクの高まりとスタグフレーション(リセッション+インフレ)のリスクで上昇。


韓国の尹大統領は、ペロシ下院議長と会わない。


中国のミサイル発射。中国軍は、台湾を包囲するも大きな問題にまでは至らず。

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