世界的な金融緩和や米国のQE出口戦略の影響で動いている金価格。
特にNY金価格は2013年4月以降、下落を続けています。
エースCXの金・白金・銀・パラジウムの月足を見てみましょう。
東京の金・白金・銀・パラジウムの月足
2013年2月は、金価格が上昇基調の状態。その後の下落を反映した月足チャートが下記です。
東京金価格の月足チャート
金価格は、米国の金融緩和(QE)の出口戦略に振り回される展開。
NY金は、米国の経済指標悪化やQEの議論次第で1400ドルを挟んで上下に動いています。
また、インドが貿易赤字縮小のために金輸入規制強化・関税引き上げなどは弱気材料。
東京金は、為替市場の円安一服によりやや下落している状態です。
各チャートはクリックすると拡大します。
東京白金価格の月足チャート
白金は供給の大部を占める南アフリカ鉱山での労使問題や米自動車販売増加により貴金属市場の中では価格を維持。
南アフリカのロンミン社所有のマリカナ鉱山でのストライキについて注目が集まっています。
東京銀価格の月足チャート
ヘッジファンドは銀下落を予想。アナリスト達は、銀供給のうち53%は太陽光パネルや電池などの製品に利用されるため、経済成長が加速すれば銀相場は上昇する見通しだ。(2013年4月16日:ブルームバーグ)
東京銀は70円を割り込み、2011年12月30日の安値65円が視野に入っています。ここで支えられるかどうかがキーポイントになりそうです。
世界経済が中国を中心に景気後退・リスク回避の兆しを見せているため、経済指標の数字に要注目。
東京パラジウム価格の月足チャート
パラジウムは、白金同様に鉱山のストライキ・世界経済の景気動向に注目する展開です。
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