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ロンドンの値決めが電話から電子入札に切り替わる:LBMAゴールド・プライスによる運営開始

ロスチャイルド財閥の昔からロンドン金価格は世界中の指標でした。古くは黄金の間での価格決定。金市場でほぼ1世紀にわたって続いてきた慣習が変化。その価格が電話から電子化されてLBMAゴールドプライスとなります。

ロンドンの価格

ロンドン金価格が電話から電子取引に変わる

為替市場・金市場ともに価格決定において大手銀行の不正や操作が発覚していることも影響しているのでしょう。バークレイズ・JPモルガンなどの金価格不正操作事件について。

銀行4行のトレーダーらが1日に2回電話で協議する金の値決めが3月19日に終了する。ここで設定された金価格が鉱山会社や中央銀行が金の取引や価値を決定する際に利用されていた。銀やプラチナ、パラジウムについては昨年、電子入札に切り替わっており、金はロンドンでの値決めを廃止する最後の貴金属となる。LBMAゴールド・プライスの運営を20日から開始するICEベンチマーク・アドミニストレーションは、指標価格の設定により多くの企業が参加できるため、18兆ドル(約2160兆円)規模に上る金市場の透明性が向上するとの見通しを示した。ブルームバーグニュース

LBMAで最初に決まった金価格は1,171.75ドル(2015年3月20日)。ICEベンチマーク(IBA)は「LBMAゴールド価格」を提供していくことになる。

認定プライス参加会社

ScotiaMoca​​tta、UBSバークレイズ銀行、ゴールドマン·サックス·インターナショナル、HSBCバンクUSA NA、JPモルガン、ソシエテ·ジェネラル、ノバスコシアバンク:

LBMA金価格は、7社が参加して決定することになります。ロンドン及び英国は、古くからの老舗企業が力を持つ世界。新参者には少し敷居が高い様子。

LBMAの現在のメンバーは、精製業者、加工業者、トレーダーなど140以上の企業。2000年の創業以来、世界の貴金属市場のプロフォーラムとなっている。

The London Bullion Market Association:ロンドン地金協会

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