t2015年の5月7日(木)より、【東京ゴールドスポット100】の取引がスタート。これは、東京商品取引所が新たに提供する金先物取引。
正式名称は、金限日取引で、愛称が東京ゴールドスポット100。その最大の特徴はポジション(建玉)の期限に制限がなくて、ロールオーバーを行うこと。
東京ゴールドスポット100には取引期限がない
これは、FXと同じ仕組で、通常の金先物取引のように、取引期限がありません。
通常の金先物=限月取引で、定められた取引満了日までに、反対売買や現受け渡しを行う
東京ゴールドスポット100=その日限りの取引で、反対売買で決済しない限り、翌取引日に繰り延べるロールオーバーを行う。そのため、決済しない限り建玉は保有し続けることができる。
取引に期限がないため、従来の金先物取引と違い、現物保有と同じように、少々の金価格変動に一喜一憂せずに長期投資ニーズの投資家が使える取引。
商品先物の魅力である少ない証拠金で簡単に取引ができながら、一年でも十年でも、金を持ち続けられることは、大きなセールスポイント!
東京ゴールドスポット100:取引の特徴
- 取引期限がない
- スワップポイントは生じない
- 差金決済取引が基準
- 立会外取引制度(EFP)の利用で、100gの地金を購入・売却可能
- 夜間取引が可能
- 取引単位は100g
- TOCOMによる取引所取引
- 申告分離課税により税率は一律20%
限月や納会などのない金先物取引ながら、それ以外にも便利な特徴が多数。
金ミニ取引と同じ100gの取引単位ですが、SPAN証拠金の計算は東京金(標準)や東京金(ミニ)とは独立して行うことに。金限日取引の東京ゴールドスポット100は、短期トレード派・長期トレード派の双方に使いやすい取引で、CFD取引の良きライバルになりそうです。
基本、先物取引なので、金価格変動による差益を狙う取引。