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米国の債務上限引上げ問題など政治的リスクが高まる:2017年8月28日の金相場見通し

NY金価格は、高値安定。全般的に金融市場は、北朝鮮リスク&トランプ政権の混乱が落ち着きつつあり、新たな材料探しの様相。

ジャクソンホールでのドラギ&イエレン両氏は金融政策への話をしなかったことから、早期の金融引締めに繋がらず、株式市場は安心し上昇傾向。

◆GMOクリック証券のCFDチャート 2017年8月27日

cfdチャート

金価格をはじめとして高値安定。

政治リスクの拡大が金相場を高値維持

9月は、米国の債務上限問題&FRBの金融引締め(バランスシート縮小と利上げ時期)に注目が集まるでしょう。プラス北朝鮮リスクをはじめとした地政学問題。

FRBにおいては、インフレ率が上がらないため、利上げをどこまで行うかが課題。長らく続いてきたインフレ目標という政策が正しいのかどうか疑問符が出始めています。

北朝鮮リスクはいつ暴発してもおかしくない綱渡りの状態。

それらを織り込んで、またもや各市場の国債利回りは低下傾向。10年債は日本が0.00%、米国が2.17%まで下がりました。

政治・軍事リスクが近年の中で極端に拡大しています。

金価格も高値圏を維持。

米国では、メキシコ湾岸でのハリケーン「ハービー」の上陸による製油所施設への被害が気になるところ。

ドイツでの総選挙(9/24予定)に向けて、メルケル首相への対抗馬「マルティン・シュルツ」氏が台頭しており、戦いは激しくなる可能性があります。トルコのエルドアン大統領もドイツに対して敵意をむき出しにしており、ドイツに多く住まうトルコ系住民に影響を与える可能性あり

65分に及ぶ演説のなかで、シュルツ氏は雇用不安と高齢者の貧困に的を絞り、年金制度の維持と非正規雇用契約の縮小、加えて前回、SPDが政権を率いていた当時に導入した労働改革「アジェンダ2010」の一部見直しを約束した。

「わが国に数十億ユーロもの財政黒字があるなら、これを高所得者向けの減税に使うべきではなく、投資に回すべきだ」とシュルツ氏は述べ、教育、インフラ、デジタル技術への投資拡大を要求した。マルティン・シュルツ

◆NY金価格の日足チャート」EVOCX

NY金価格

金投資において、少し難しい局面。米国の債務上限問題が片付かねば、短期的な上昇もありえる。ただ、政府機関閉鎖があっても長引くとは思えず。一時的な問題で終るでしょう。

一方、米国内での政治的分断(リベラル派と保守派)は、根深い問題だと思います。トランプ大統領が激化させている面はありますが、両派の対立及びリベラル派の強硬姿勢が、トランプ大統領を生んだ原因です。

◆東京金価格の日足チャート

東京金価格のチャート

ドイツは、各地に分散していた金塊を自国に移動。また、回収された金塊は本物と公表。

ドイツ中央銀行が米国とフランスに保有していた金塊5万本、総額279億ドル相当のフランクフルトへの移動を完了させた。移動計画は2013年に発表され、20年の完了を予定していた。ヤフー

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