ベネズエラのデフォルトで次に危険な国はどこ?

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財政難が深刻なベネズエラは、2017年11月16日に国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)から国債及び国営ベネズエラ石油の社債が債務不履行と認定されました。

これによって、新興国関係の投資家は、次は度の国で起きるのかを検討しています。サウジアラビアの汚職をめぐる問題・米国のろしアゲート事件で上昇した金価格にも大きな影響を与えるでしょう。


ベネズエラのデフォルトで次の危機国は?

ブルームバーグの報道では、レバノンがその筆頭に上げられています。

このところ上昇しているとはいえ、原油価格の低迷・経済政策の失敗・米国の制裁の組み合わせがベネズエラを崩壊させたと考えられており、似たような国は他にも存在。

◆外貨準備高の推移 自国通貨の安定や為替介入に使う資産。預金や証券(米ドルや米国債)、金(ゴールド)など。

外貨準備高

世界経済のネタ帳

レバノン

IMFの予測では、世界で最も負債の高い国の一つレバノンは、今年152%の国債利回りになる可能性があります。11月4日のハリリ首相の辞任、サウジアラビアとイランの代理戦争の舞台として、内乱が続いていることで、クレジット・デフォルト・スワップは9年ぶりの高値を付けました。

レバノン中央銀行は、ハリリ首相の辞任で8億ドルの資金流出があるも、外貨準備高は430億ドルを超えており、銀行部門の信頼を維持するために努力するとしています。

エクアドル

エクアドルは、ベネズエラについで債務不履行の可能性が高いと考えられています。

カルロス・デ・ラ・トーレ財務相によると、「流動性環境が変われば、脆弱な状態になり、25億ドルを得ることができなくなる」。ただし、デフォルトリスクはないとしています。

原油価格の緩やかな回復で、地震の被害も大きかったエクアドルの最悪期は脱したとの見方もあります。

ウクライナ

ウクライナのクレジット・デフォルト・スワップは2015年の最高値からは低下。ただし、継続的な経済・政治的な争いは、投資家にとっての心配の種。

GDP成長率は、3四半期連続で鈍化。世界銀行は、低成長の罠にはまる恐れありと警告。

エジプト

エジプトのクレジット・デフォルト・スワップは、9月以来の最高水準。6月に起きたサウジアラビアのカタール断交後で起きた地政学リスクに対処するための費用が増加。対外債務は前年の55.8億ドルから79億ドルに増加。

パキスタン

パキスタンのクレジット・デフォルト・スワップは10月下旬に急上昇し、6月以来の最高水準レベル。経済は、外貨準備の減少・債務支払い増加・経常収支の悪化に直面している。パキスタンは今年後半に20億ドルの債券売却を検討。先週のブルームバーグ・パキスタン経済フォーラムでは、中央銀行の副総裁ジャメル・アーマド(Jameel Ahmad)氏が、同国の双子の赤字幅の拡大に対する懸念を表明しました。

バーレーン

バーレーンは、サウジアラビア・UAE・クウェートなど湾岸諸国に金融支援を要精。原油価格の低迷や湾岸諸国の政治的な混乱の影響を受けてのこと。中央銀行の金(ゴールド)を含む外貨準備高は、2014年以降に約75%の急減。

トルコ

トルコは政治的な問題により、5月以降のCDSスプレッドが最高水準に。米国とトルコのビザ停止その後限定再開。欧州各国との関係悪化。

経済成長率及びインフレ率は高く、国内でクルド人問題、国外で欧米との関係悪化という爆弾を抱えている状態。

◆経済成長率の推移

経済成長率

世界経済のネタ帳

ウクライナ・エクアドルの経済成長率は最悪を脱しています。そのため、2017年の新興国市場は比較的好調を維持していました。FRBの利上げにも耐えていました。

ところが、ベネズエラが崩れたことで、投資家達の危機意識がアップ。金投資に資金が動く可能性も生じています。

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