CFD取引の統計データは、日本証券業協会と日本商品先物取引協会が口座数・証拠金残高の推移を取りまとめて公表しています。
CFDの場合、金投資を含む商品・個別株・株価指数などがあり、証券関係のCFD取引データは日本証券業協会がまとめ、商品CFDは日本商品先物取引協会がまとめる形。
GMOクリック証券・DMM証券などの会社が取り扱っている金融商品。金先物同様に、金価格の変動で利益を得る金CFDも取引できます。
口座数や証拠金残高から見えてくるCFDの人気度は以下の通り。
商品CFDの口座数・証拠金残高データとその推移:2012年度~
●2012年度から2015年度の口座数&証拠金残高(百万円)の推移
2013年度は、口座数及び証拠金残高が落ち込んでいるものの、2015年度末に5791口座・証拠金残高48億9700万と順調に増加しています。
●商品CFDの取引金額推移。単位は百万円。
全体的な総取引金額は増加中。2015年度は、7,018,860百万円まで伸びています。取引金額は市況に左右される面が大きいことがグラフから読み取れます。
2013年度は、米国のテーパリング(量的緩和終了)に向けての動きが生じて、金価格が下落した時期。そのためか貴金属のCFD取引金額が大きく伸びました。
2015年度は、シェールオイルの生産増加による原油価格下落が起きた年。金相場同様に相場変動が取引金額増加を引き起こした要因。
このデータは店頭商品CFDのもので、証拠金残高は有効証拠金ベースの月末残高。口座数は証拠金残高のある口座のみで口座開設だけではカウントせず。
●商品CFDの統計・データは、日本商品先物取引協会が掲載している数字を加工しました。
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