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需要減!白金を使わないカーボンアロイ触媒を日清紡が開発!

次世代技術の一つ。水素と酸素の化学反応で電気を生み出す燃料電池の電極には、白金触媒を利用するのが通例。今回、日清紡が開発したカーボンアロイ触媒は。酸素を還元する空気極側に炭素を中心にした触媒を利用することで、高価な白金の使用量を減らした製品。水素側には白金を使用。なんと約80%も白金の使用量を削減できたそうです。

白金は希少かつ値段が高いので、燃料電池を普及させるために、代替触媒の開発が進んでいました。今回は、カナダのBallard社との共同開発で、実用化に成功しています。

カーボンアロイ触媒で、白金の使用量が減少

燃料電池は、Co2を排出しないクリーンエネルギー。電池という名前ながら実際は、発電機に近い機能を持っています。

「水素」と「酸素」を化学反応させて、直接「電気」を発電する装置です。「電池」という名前はついていますが、蓄電池のように充電した電気を溜めておくものではありません。燃料電池の燃料となる「水素」は、天然ガスやメタノールを改質して作るのが一般的です。「酸素」は、大気中から取り入れます。また、発電と同時に熱も発生しますので、その熱を活かすことでエネルギーの利用効率を高められます。燃料電池とは

この白金を代替できる触媒は、群馬大学の尾崎純一教授と日清紡が2006年から共同開発。約10年の月日をへて、ついに実用化。

この「カーボンアロイ触媒」は、Ballard Power Systems Inc.(Ballard社)※のポータブル燃料電池に採用されています。固体高分子形燃料電池の電極に「非白金触媒」が実用化されるのは、世界初となります。日清紡

この製品が発展していけば、携帯電話の充電器・ラップトップパソコンなどにも利用できるとバラード社も公表。

FCgen®-1040の開発に成功したと発表しましたラップトップや携帯電話の充電器、軍用の兵士のパワーデバイスなどの超軽量アプリケーションでの使用が可能です。NPMCは、プラチナの使用量を大幅に削減し、製品コストを削減する革新的な技術です。カナダのBallard

白金価格にとっては、下落要因です。ただし、人類にとっては素晴らしい技術開発になる可能性がありますね。

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