ジャネット・イエレン米財務長官は、バイデン政権の1.9兆ドルの刺激策が実行されれば、米経済は、2022年に完全雇用に戻るとの考えを示しています。ただし、もし、財政刺激策が不十分であれば、雇用と経済の回復は遅れるとも話しており、議会に向けた圧力にもなっています。CNBCによるイエレン財務長官の話。
ゴールドの値動きは、インフレ歓迎も、このところ、大きな動きは見せていません。原油やプラチナの方が上昇している形です。
イエレン財務長官は、インフレよりも経済支援しないことの方がダメージ大
イエレン財務長官、FRB議長時代と変わらず、雇用を重視する姿勢は変わらず。
- 失業率は、2021年1月で6.3%。昨年よりも900万人、労働者が少ない
- 連邦政府の追加刺激策がなければ、失業率を4%に戻すのに、2025年までかかる可能性
- インフレリスクについては承知している。しかし、充分な経済支援を提供しないことによる経済的な被害より小さい。
- 米国は、インフレリスクに対処するツールがある。
イエレン氏とサマーズ氏の考え方の違い。将来のリスクよりも目の前の危機を乗り越える方が先というイエレン氏の考え方。それに対して、サマーズ元財務長官は、財政規模が大きすぎるのではないかと指摘。
【やまえつの考察】
20210209火曜日付け
◼️新旧財務長官論争
二百兆円の経済対策イエレン『米経済はいまなお困難な状況だ。雇用回復に必要。来年には完全雇用を実現』
サマーズ『米経済は危機前に戻りつつあり、追加対策は必要だが、二百兆円は過大でインフレを招く』
— やまえつ WINNINGTICKETS (@winningtickets2) February 9, 2021
イエレン米財務長官は、ズルズルダラダラと景気停滞を招くよりも、パンデミックにかたを付けて、次の段階に進む方向が良いと考えているはず。少々のインフレを許容することは、FRBとも握り中。さて、議会は、バイデン政権の1.9兆ドルを通すでしょうか。
米国では日にちが経つにつれ、ワクチンを接種する人々が増えている。先週土曜には200万回完了しており、その上バイデン政権の1.9兆ドルの財政刺激策もあって、マーケットはリスクオンムードなった。#楊暁帆の米国投資情報 pic.twitter.com/4LMok0Jaal
— ファンドマネージャー 楊暁帆 (@YouGyouhan) February 8, 2021
今後の米国(バイデン)政策
■追加景気刺激策は遅くとも3月15日までに纏まる
規模は$1.9Tに届かないが近い額となる
■トランプの政策をひっくり返す(税制?
■更なる経済政策にも期待
■15ドルの最低賃金は悪影響の可能性大
■M2更に拡大中
■FRBパウ爺は金融政策縮小は検討段階にすらない— じょー 🗼🇺🇸投資家養成チャンネル@YouTube (@TakayamaJoe) February 6, 2021
ブランシャール。バイデンの景気対策について改めて。経済学的思考としても政策思考としてもわかりやすく、参考になる。
多すぎることは少なすぎることよりもましであり、多少の過熱を目指すべき。問題はどの程度か。やり過ぎも起こり得るし、害にもなる。 https://t.co/gwQdXmuwaL
— T (@130_white) February 7, 2021
株式市場が調整する可能性
2021年2月、株式市場の調整はあるか
クリエネ予算…
上院における審議妨害(フィリバスター)を乗り越える60議席には足りないため、新法の導入は依然として容易ではない
しかし民主党が上下両院の議事運営をコントロールできる強みは大きい
財政調整手続きを活用すれば過半数で予算を通すことが可能になるhttps://t.co/JvfnnL99f0 https://t.co/0ilZPsAIsn— 2021 Bull男 NY在住米国株投資 (@58043119noname) February 7, 2021
フィリバスターを乗り越えての追加財政刺激策を成立させられるかで、金融市場の動きは変わります。もちろん、金価格の動きも!
2月に調整が起きない可能性が出てきたのではないかと思い始めています。その理由の一つは、大統領、上院、下院全て民主党という新しい「ブルーウェーブ」の体制下、バイデン大統領が提案する1.9兆ドルの景気刺激策について、その金額に近い形で実行ができる可能性が高くなってきていることです。
— eris_investment (@investment227) February 7, 2021
じっちゃまは
2月下げの考えを変えてない。特に10年債利回り、バイデンの追加景気刺激策、コロナワクチン普及。
これらはハイパーグロースは警戒。
シクリカルにシフトした方がいいかも。_φ(・_・👉好景気の懸念点⁉️を解説!「市場は〇〇を嫌気する」【じっちゃま米国株】https://t.co/DJAWFyZj59 pic.twitter.com/Bvfv4GGtek
— ぼっちゃま米国株投資家への道 (@bouzu_teltel) February 7, 2021
金よりも株式やビットコインが上昇している相場
ビットコインや株に資金は流れており、金価格はやや下げている傾向。
日本株の時代が始まったばかりです。今から大きな調整入った方がその後の日本株の優位性が目立つ。米国のゴミ株に加え、ゴミコイン(使えない暗号通貨)バブルも終わった方が資金が自由になる。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) February 8, 2021
米株のバブルが弾けるタイミングをピッタリ分からないけど、そう長くはないというのは分かります。なぜ?投資家の現金比率は歴史的に低い水準にあるからです。つまり、燃料はもう底をついています。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) February 5, 2021
ラッセルが買われて、金利がスティープして、金が売られて、ドルが買われ、原油は強い。
これまでの流動性相場(金利も株も買われてドルは売られる)からはっきりと変わってきましたね。一般的な市場サイクルは『流動性相場→業績相場→バブル→崩壊』です。
— Big Daddy (@BigggDadyy) February 4, 2021
◆減少傾向強まる
・米コロナの新規陽性
・さきほど発表の2/8単日分が7.8万人
=ピーク比7割減
・今週に入り減少ペース強める
・7日移動平均は28日連続で減少
・ワクチン接種進む
・市場では「ポストコロナ」を見据えた話題が増加
・NY市は2/12からレストランの店内飲食を許可(定員の25%) https://t.co/aVUFIG2K8I pic.twitter.com/OBxXFMHnXq— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 9, 2021
経済回復は、中央銀行の金融緩和を正常化させるプロセスに進むことにもなります。バーナンキ・イエレン両FRB議長の元でのテーパリングが、再び行われることになるでしょう。QE2の時と同じく、金価格に大きなショックを与える材料の一つです。
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