2018年5月の米雇用統計は好調で利上げ確実:米朝首脳会談と6月FOMCまでは金価格は弱気と予想

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金曜日の米5月雇用統計は、とても好調な数字で、6月の利上げが固まり、金価格は1300ドルを挟む動きから下落し1293ドルで引け。

イタリアの政治混乱は、結果として金融市場でのイタリア国債急落や株価下落を激しく呼び込んだことで、五つ星運動・同盟・EUとかなりビビらせたはず。イタリア国内の南北分断やEUへの債務放棄やユーロ離脱などの大きな案件をすぐに進める方向には進まないでしょう。しばらくは、サプライズが起きにくいと思います。

金価格に影響を与えるのは、米朝会談・中東情勢・貿易戦争・FRBの6月利上げ(今後の利上げ)の方がクローズアップされるでしょう。

◆金価格の日足チャート 2018年6月3日

金価格の日足チャート

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2018年5月の米雇用統計は好調で6月利上げに順風

トランプ大統領が、発表前にドヤとツィートしたことも少し問題視されている5月の米雇用統計。内容・数字は良い結果。

  • 非農業部門雇用者数:前月比22.3万人増(予想は19万人)
  • 平均時給:前月比+0.3%(予想0.2%)、前年比2.7%
  • 失業率:3.8%

余程の事がなければ、6月12-13日のFOMCで利上げすることは確実、年4回利上げまでスピードが速まるかが焦点になりそうです。

CMEの先物市場では、年4回利上げ確率が31.8%まで上昇しました。

債券投資家のビル・グロス氏は、6月利上げ確実ながらも6月の利上げが最後という予想を維持。

さて、どちらの見方が当たるのでしょうか。このところ、2019年~2020年にかけて、米国景気は後退期に入るという見方が強まりつつあります。その前にどこまで利上げできるのでしょうか。

金価格にとって、利上げは基本的にマイナス。2018年は、やや弱気の予想でいる方が安全だと思っています。

米国経済の好調が保護主義&減税のおかげであるならば、世界全体がその方向に傾く可能性があり、米国の利上げは、早くも利下げへと変化するリスクがあります。その時が、金投資のチャンス!

米朝首脳会談は6月12日にシンガポールで開催

ついに、米朝首脳会談が6/12に開催されるという歴史的な事件が起きそうです。

北の核廃絶&在韓米軍撤退の公表という形になれば、トランプ大統領の大いなる成果。同時に、北朝鮮の安全は中国が保障するという形になるでしょう。そうなると、朝鮮半島への影響力は、中国が大となり、日本は、正面から中国&朝鮮半島の圧力を受けることに。

安倍首相の動きは、米国と話し合った上での、上記シナリオに沿ったものなのでしょう。自立した安全保障(米国の同盟堅持)&アジアでの中国への対抗馬。

しかし、会談における北朝鮮代表団の宿泊費を北朝鮮が払えないようで、米国もしくはシンガポールが払うという案が浮上。事実だとしたら、北朝鮮の体制は、もはや限界です。お金なくして、体制維持は不可能。現政権を維持するためには、和平路線しかないのでしょう。

北朝鮮が核を廃棄する見返りに、中国・韓国・日本が経済支援を行い、北朝鮮の開発を行うシナリオ。その中で、なし崩し的に、金政権は王朝から貴族財閥化して残るというのがベストシナリオ。

サクソバンク証券のCFD:金価格の日足チャート

金価格のチャート

金価格は、米ドル・日本円建て双方で、平均足が売りトレンドの状態。NY金価格は、強いトレンドは無いものの、DMIが売りシグナルの状態。

NY・国内ともに、金相場は売りの勢いが強い。

ただし、米ドル高円安の動きが出てきそうで、そうなると、国内金価格は反発の可能性あり。

■来週の注目スケジュール
6月4日(月):米製造業受注が休場、米アップルの年次開発者会議など
6月5日(火):ユーロ圏総合PMI改定値、英サービス業PMI、米・ISM非製造業景況指数など
6月7日(木):独製造業受注、日米首脳会談、米消費者信用残高など
6月8日(金):GDP改定値、G7首脳会議など

フィスコ

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