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メスト・エジル選手によるウイグル弾圧批判は、イスラム対中国の火蓋を切ることになるのか

イングランドプレミアリーグ、アーセナルに所属するメスト・エジル選手による中国のウイグル自治区弾圧に対する批判。今の所、金価格や株価に影響はありません。

しかし、2020年以降のマーケットに、この問題が影を落とす可能性があります。それは、中国とイスラム諸国の対立。エジルの言葉に触発されたイスラム圏の若者達が、中国への抗議を始めれば、政治・経済に大きな影響を与えることになります。

もし、中国対イスラムの対立が生じれば、若年層の多いイスラム圏は、かんたんに火がついてしまいます。そうなると、ますます、金投資への需要が高まるでしょう。

メスト・エジル選手のウイグル自治区に対する弾圧批判

結構、強烈なメッセージです。世界にファンを持つ大スターの影響力は昔よりはるかに大きい。

かつて、セルビアのストイコビッチ選手は、NATOの爆撃を受けるセルビアに対する思いをシャツに綴っていました。スポーツと政治は切り離すという建前も、ここまで、問題が大きくなると収拾しきれないのではないでしょうか。

所属するアーセナルは、すぐに声明を出して、エジル個人の考えと強調したものの、直後にあったマンチェスター・シティVSアーセナルの試合を中国国営テレビが放送中止するなど影響が出始めています。

エジルはトルコ語で「コーランが焼かれ、モスクが閉鎖され、イスラム神学校が閉校され、聖職者たちは次々に命を失っている。兄弟(イスラム教徒)が強制収容所に送られている」と投稿し、ウイグル自治区の現状について言及した。 なお同メディアによると、エジルが所属するアーセナルは「この発言は、あくまでメスト・エジルの個人的見解にすぎません」と、政治問題とは距離を置くスタンスを明確にしたとのこと。サッカーキング:メスト・エジルのウイグル弾圧問題

メスト・エジル選手のインスタグラム

 

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#HayırlıCumalarDoğuTürkistan 🤲🏻

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エジルは、中国政府による新疆ウイグル自治区の弾圧を批判。ただ、それだけではありません。イスラム教徒の国々が、中国政府によるムスリムであるウイグル人弾圧について批判しないことにも言及しています。

アーセナルに所属するメスト・エジル選手。ツイッターのフォロワー数、2,447.6万。トルコ系ドイツ人として、ワールドカップに優勝するなど世界的な大スター。アシスト・チャンスクリエイトに優れた素晴らしいサッカー選手です。彼のSNSアカウントは、専門チームに管理されており、一時の感情で、動いているものではありません。自身の影響力を考えて、発信されていると思います。アーセナルのSNSよりも上手いという評判がありますからね。

エジル選手は、トルコ系ドイツ人であることから、過去に問題が起きることもありました。

ロシア・ワールドカップ前に、トルコのエルドアン大統領と食事や写真撮影を行ったことを批判されて、ワールドカップ敗退の戦犯扱い。これに怒ったエジルは、ドイツ代表を引退。この時は、チーム自体のできが良くなかったのに、ドイツサッカー協会は、エジルに責任を負わせるような形にしたのです。

なぜ、イスラム諸国は、中国のウイグル弾圧に声をあげないのか

エジル選手が、批判したイスラム諸国。なぜ、彼らは、中国に対して、同胞を助けよと声をあげないのでしょうか。

ニューズウィークでの、六辻彰二氏の解説を見てみましょう。

その一方で、目を引くのは、ほとんどがムスリムであるウイグル人の弾圧に対して、イスラーム諸国が総じて寛容なことだ。とりわけ目立つのは、トルコの静けさだ。トルコはイスラーム諸国のなかでも特に、ウイグル問題で一貫して中国を批判してきたからだ。トルコがウイグル弾圧に沈黙

もともと、ウイグル人は、トルコ系遊牧民の子孫で、トルコはウイグル人を支援してきた関係だそうです。ならば。。。と思ってしまいますね。

エルドアン大統領は、2009年にウイグル問題が大量虐殺だと批判したこともあったとのこと。

しかし、経済的に苦しいトルコにとって、中国の経済力は魅力。一帯一路構想を含めて、中国のトルコ向け投資は、2018年に28億ドル、中国は、トルコにとって参番目の貿易国。

やはり・・・経済的な要因で、トルコは沈黙しているようですね。

トルコ経済とリラ相場

トルコ経済の動きをみると、実質GDPは19年1~3月で前年比-2.6%と前期(同-3.0%)に湯づくマイナス成長となった。個人消費(同ー4.7%)、設備投資(同-13.0%)とも立ち直りが難しそうである。OECDでは19年中のGDPについて-2.6%とマイナス成長を予測している。 一方で物価面では高金利政策により19年5月に前年比+18.7%(ピークは18年9月の35.1%)と下がってきたものの、依然として高い水準にある。ヤフー

トルコリラは、エルドアン大統領による利下げ=金融緩和路線に従い、下落モード。金利を引き下げることで、物価上昇率を下げるというセオリーと逆の経済理論を主張しています。

さらに、イスラム国(IS)に加わっている一部のウイグル人への警戒感もあって、トルコは声を上げにくい様子。

エジル選手の正論は、大人の世界に良くある経済的事情や妥協の前に押しつぶされるのでしょうか。

中国側は、ウイニングイレブンからエジル選手を削除するなど対抗処置を打ち出しています。

先日は、香港問題を巡って、NBAが屈するという事件もありました。ダリル・モーリー氏は、圧力に負けてしまいました。

10月4日、NBA(全米プロバスケットボール協会)に所属するヒューストン・ロケッツのゼネラルマネジャー、ダリル・モーリーが「香港と共に立ち上がろう」と書かれた画像をツイッターに投稿(後に削除)。中国の国営メディアとソーシャルメディアから大きな批判を浴びた。NBAは直ちに、これはあくまでも個人の意見で、NBAは関与していないという声明を発表し、英語と中国語で謝罪した。何しろNBAにとって、中国は数十億ドルの市場。それを危機にさらしたくはない。だが、この決断はアメリカのビジネスにとって大きな意味を持つ。言論の自由を支持することを誇りとしてきたアメリカのスポーツ界が、中国の圧力にいとも簡単に屈したのだ。中国の圧力に屈したNBA

サッカーに限らず、映画・スポーツなどが、中国などの大国に左右されるのは、大人の事情。それが、SNSを通じて拡散した場合、中国以外のファンにそっぽを向かれるリスクがあります。

今回のエジル選手のツィートに対して、アーセナル及びプレミアリーグが、屈すれば、欧州やイスラム圏のファンを失うかもしれません。去年からエジル選手・・・アーセナルでの扱いが微妙なので、チームとしては、頭を抱えているでしょうね。

さて、今回の1件、エジル選手の中国批判がどう収拾するのでしょうか。

イスラム対中国。スポーツ対中国まで、対立が拡大すれば、大きな問題になります。ここ数年のトレンドである分断・対立に、また大きな火種が投げ込まれたことになります

 

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