銀は、大きな上昇余地があるとの予想が増えています。金価格の上昇に遅れたものの、銀のロケットも打ち上がる可能性があります。
銀が大きく上昇する理由
- 金は、テクニカル的なレジスタンスを上抜け。2018年8月以来、大きく上昇
- 金は、ほとんどの通貨に対して、史上最高値を更新
- 金:銀の比率について、長期的な平均は55:1。つまり、金1オンスに対して銀55オンスが平均。3月に銀が暴落した時、124:1を記録。現在は、94.43:1と過去平均より大幅に乖離
- ETFMGプライム・ジュニア・シルバー・マイナーズETF商品(SILJ)は、安値から64.9%上昇
金銀比価は、銀の大量生産に伴い、上昇を続けています。中世欧州では、12:1だったわけで、過去の銀は、かなり高い価値を持った金属でした。それが、一時的な現象とはいえ、124:1ですからね。歴史的に見て、銀が安すぎたたため、バーゲンハンターの動きも出てきているのでしょう。
中世の欧州ではほぼ12対1を保ち、19世紀のフランスの金銀複本位制の際には、15.5対1と定められていました。20世紀初頭に金本位制が導入されて、銀の公的通用が廃止され、この比価は30を超えることとなりました。そして、金本位制が終わった1971年以来この比価の平均は58.4を推移しています。金銀比価が26年ぶりのレベルに
銀のテクニカルな目標値
ヘクター・コモディティ・レポートのAndrew Hecht氏は、銀の目標値を提示してくれています。
これから、銀価格が、大きく上昇するために、重要なレジスタンスは、2016年7月の高値である21.095ドル。ここを抜ければ、銀相場は、非常に強気トレンドを描くことになります。
- 銀価格は、テクニカル的に、21.095ドル以上で強気
- 2012年10月の高値:35.445ドル
- 2012年2月:37.48ドル
- 2011年8月の高値:44ドル
- 2011年の49.82ドル
- そして、銀の史上最高値は、。1980年の50.36ドル
またまた #貴金属 の話ですが、今年世界中の金融緩和政策による通貨価値下落への懸念が、より多くの人に浸透してきたようです。#銀価格 は今年の3月以来50%以上も上がりました。短期的に下がるリスクもありますが、ピークだった2011年時点の$50/オンスを考えるとまだまだ割安だと思います。#積立投資 pic.twitter.com/hHw2klYW7x
— Mago (@Mago_Invest) July 13, 2020
実は2011年頃をピークに銀価格はしばらく沈んでいたんです。
ドル高が続いたので国内での価格はあまり落ちませんでしたが、再上昇すれば銀貨の価格は上がっていくでしょうね。
ショップ側も大変です。 pic.twitter.com/8umSt9w4NS— 武宮将 (@takemiyasan) July 8, 2020
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